52号を放ったドジャースの大谷翔平【写真:Getty Images】

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本拠地ロッキーズ戦

 米大リーグ、ドジャースの大谷翔平投手は20日(日本時間21日)、本拠地で行われたロッキーズ戦に「1番・DH」で先発出場。5回に2試合連続となる52号逆転2ランを放ち、52個目の盗塁も成功させるなど、4打数3安打2打点、1盗塁と大暴れ。19日(同20日)には大リーグ史上初の「50本塁打&50盗塁」を超えて「51-51」を達成したばかり。大谷は試合後、本拠地で浴びた大歓声に「嬉しかったし感激しました」と語った。

 大谷は1-2の5回、2死二塁で迎えた第3打席、ロッキーズの左腕フリーランドから中越えに逆転2ランを放った。フルカウントから高めの速球を力負けしないスイングではじき返すと、打球速度110.1マイル(約177.2キロ)、飛距離423フィート(約129メートル)という大飛球が中堅左のスタンドへ。場内は熱狂に包まれ「MVPコール」が鳴りやまなかった。

 さらに、7回の打席では一塁線へのゴロを放った。一塁手が捕球しベースに入ろうとしたものの、快足でブチ抜きセーフに。内野安打としてみせた。続くベッツの打席で二盗を成功させ、今季52盗塁。「52-52」に到達した。

 米カリフォルニア州地元局「スポーツネット・ロサンゼルス」は試合後、大谷の場内インタビュー映像を中継。第1打席で浴びたスタンディングオベーションには、「素晴らしかったですね。凄い嬉しかったし感激しました。(ドジャースで)初めてのシーズンで、こういったことをやってもらえるだけで幸せだなと思います」とファンに感謝した。

 ポストシーズン進出を決め、地区優勝マジックも「5」とした。大谷は「必ず地区首位で(ポストシーズンに)行くんだっていう気持ちをみんな持っていると思うし、この後(パドレスとの)直接対決も控えていますけど、まずは明日明後日しっかり勝てるように頑張りたい」と語った。

「52-52」を達成し、どこまで記録を伸ばせるか注目が集まるが、大谷は「どうですかね。良い打席を続けて、(記録を)意識したら伸びていかないものだと思うので、無心でしっかり自分の役割ができるように頑張りたいなと思っています」と笑みをこぼした。

(THE ANSWER編集部)