ドジャースの大谷翔平【写真:ロイター】

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「51-51」翌日、さらに記録を伸ばす

 米大リーグ、ドジャースの大谷翔平投手は20日(日本時間21日)、本拠地で行われたロッキーズ戦に「1番・DH」で先発出場。5回に52号2ランを放つと、7回には一塁内野安打で出塁。さらに二盗を決め記録を「52-52」に伸ばした。あまりの快足ぶりに、地元局の放送席も「またもやスピードを見せた」と驚きを隠せずにいる。

 大谷は1-2の5回、高めのボール球を中越えに運ぶ52号逆転2ラン。さらに7回の打席では一塁線へのゴロを放った。一塁手が捕球しベースに入ろうとしたものの、快足でブチ抜きセーフに。内野安打としてみせた。さらに続くベッツの打席で二盗を成功させ、今季52盗塁。「52-52」に到達した。

 米カリフォルニア州地元局「スポーツネット・ロサンゼルス」の放送席は、大谷の快足ぶりに熱狂した。一塁内野安打の場面で実況のスティーブン・ネルソン氏は「またもやスピードを見せた!」と絶叫。

 解説のノマー・ガルシアパーラ氏は「ヒルはマウンドから走るのが遅かった。オオタニはスピードで2人に勝ってしまった」と、ベースカバーを抜き去ったプレーに驚いた。

 さらに二盗の場面でもネルソン氏は「オオタニが走った! 52盗塁だ!」と興奮を隠せずにいる。ドジャースが本拠地に戻っての試合は11日(同12日)のカブス戦以来9日ぶり。敵地で前人未到の「50-50」を達成しての凱旋に、スタンドからは「MVP」コールが鳴りやまなかった。

(THE ANSWER編集部)