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大谷翔平選手が19日(日本時間20日)、メジャー史上初の「50-50」をついに達成しました。現地の盛り上がりを「50-50」達成の瞬間を取材した橋本雅之記者が伝えます。

橋本雅之記者
「マイアミ・マーリンズの本拠地ローンデポ・パークです。去年、WBCで侍JAPANが世界一に輝いた場所でもあります。そんな大谷選手にとって、思い入れのある球場での偉業達成となりました。その瞬間、スタジアム内はスタンディングオベーションで称えました。そして『MVP』コールが沸き起こり、ファン同士が抱き合い、中には涙を流す人の姿もありました」

   ◇

──歴史的な瞬間を見ましたね

試合の観客
「50-50じゃなくて51-51まできて、本当によかったです」

試合の観客
「最高でした。興奮してほとんど記憶がないです」

試合の観客
「こんなに日本人であることが、誇り高かった日はなかったです」

現地のファン
「史上最高の選手として語り継がれるでしょう。愛してるよ、翔平。今日はありがとう。この偉業を十分に味わって」

現地のファン
「翔平は世界一だよ!」

   ◇

森圭介キャスター
「橋本さん、試合が始まる時から、今日達成するのではないか、という期待感は現地で高まっていたんでしょうか」

橋本記者
「きのう(現地時間18日)、今日(現地時間19日)とマイアミでの2試合取材をしましたが、敵地であるにもかかわらず、大谷選手の17番のユニホームを着たファンが非常に多かった。観客の半分以上をドジャースファンが占めているという印象で、期待が高まっていたのは事実です。ただ、実際に達成するのは本拠地ロサンゼルスに移動してからではないか、という見方が非常に多くありました」

「なので、49本目を打った後、ロサンゼルスでの観戦に向けて移動してしまって、達成の瞬間を見逃した、という人もいたんです。やはり、ファンの期待をも超えていく、そこが大谷選手のすごさだと改めて感じました」

森キャスター
「それは悔しかったでしょうね。51号まで打つとは、誰も想像していませんよね…」

橋本記者
「そうですね。スタジアム内を取材していると、大谷選手が50-50を達成した直後の盛り上がりが一段落すると、観客も観戦の目的を達成したという感じで、続々と帰り始めたんです。私もファンの声を取材するために慌てて球場の外に出ました。まさかその後、51号を打つとは想像もしておらず、貴重な一本を見逃してしまいました」

森キャスター
「橋本さん、51号、見てないんですか?」

橋本記者
「見てないんです!会場の外にいて、私は見ておりません…」

森キャスター
「現地でも盛り上がっていると思いますが、現地ではどのように報じられていますか?」

橋本記者
「今回の偉業達成、アメリカメディアも各社大きく報じていまして、ドジャースの地元、LAタイムズは、『超人、別世界、信じられない、 唯一無二の存在』と称えました。また、ニューヨーク・タイムズは、『類まれな才能の持ち主が神話を現実のものにした』と伝えました。またMLBの公式SNSは、『大谷翔平をあなどってはいけない』と投稿し、早くも60-60達成への期待をにじませています」