ゴールを決めた古橋(左)に駆け寄る前田(ロイター)

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 欧州チャンピオンズリーグ(CL)1次リーグ第1戦(18日=日本時間19日)、セルティック(スコットランド)はホームでスロバン・ブラチスラバ(スロバキア)に5―1で快勝した。

 FW古橋亨梧がCL通算3点目をマーク。日本代表FW前田大然が同初ゴール、同MF旗手怜央もアシストを記録するなど、世界最高峰の舞台で日本人トリオが躍動した。

 セルティックは日本の3選手が揃ってスタメン出場。前半17分にDFリアム・スケールズが先制弾をマークし、0―1で迎えた後半2分、右サイドを突破したMFニコラス・キューンのクロスにゴール前に走り込んだ古橋が腰付近で合わせて追加点を決めた。元スコットランド代表FWジェームズ・マクファデン氏は「クロスが素晴らしい。キョウゴは押し込むだけで良かった」という。

 古橋はCL通算3得点目。日本選手ではMF本田圭佑、MF鎌田大地(現クリスタルパレス)に並び、最多4得点を決めているMF香川真司(現J1C大阪)にあと1点に迫った。スコットランドでゴールを量産してきた古橋は日本代表に選ばれていない。今回、世界最高峰の舞台でゴールを挙げたことで、再び森保ジャパン入りの待望論が高まりそうだ。

 さらに3―1として迎えた後半25分にはエリア手前で古橋、旗手とつなぎ、最後は前田が右足でゴールに流し込んだ。勝利を決定づけるチーム4点目は前田にとってCL初ゴールで、日本人13人目の得点者となった。旗手も前田のゴールをアシストするなど、好パフォーマンスを発揮。日本人トリオの活躍によりクラブ史上初のCL5得点で圧勝した。

 ブレンダン・ロジャーズ監督は「選手の貪欲さ、ハングリー精神を誇りに思う。特別なことをする必要はなく、自分たちらしくしていればいいのだということを改めて強調した」と語り、日本人3選手のさらなる活躍を期待していた。