お笑いコンビ「エレガント人生」が共著の初小説発売!つらい思い出も反映して…

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お笑いコンビ「エレガント人生」が15日、都内で小説「酔い醒めのころに」(玄光社刊)の発売記念イベントを行った。

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中込悠(35)と山井祥子(30)の共著による初の書き下ろし小説。Z世代の6人の男女が集まり、飲み会で繰り広げる人間模様を描いており、パパ活、インフルエンサー、メンズメイク、ブラック企業、学歴マウント、モブなど、今の時代のキーワードがちりばめられている。

中込も文章を書くのが好きだというが、山井は「元々、芸人になるか小説家になるか、すごく迷っていた。ずっと小説を書きたいと思いながら芸人生活を送っていたんですけど、その思いが募ったタイミングでお声がけをいただいた」と喜んだ。

同書は短編集で、登場人物6人のうち男性が主人公の物語を中込が、女性の主人公を山井がそれぞれ執筆。最後に登場人物が一堂に会して、それぞれの話がつながっていくという。

構想から執筆まで約半年かかったが、すり合わせなどはせずに、それぞれで書き進めた。中込は「あいまいな状態から作っていって、それを(最後に)結びつけていくのがかなり苦労した」と振り返り、山井も「アウトプット作業が長くて、私の好きなピクニックに行くことが出来なかったのがすごくつらかったです」と語った。

物語はフィクションだが、自身の経験も混ざっているようで、山井は「ジワジワにじませている。“友人がなかなか出来なくてつらい”という女の子を書いたんですけど、私は大学1年生のころ、誰ともしゃべらないで2カ月間過ごしたつらい思い出があるので、そういうのはかなり反映されているんじゃないかな」と明かした。

印税は仲良く半分にするといい、山井は「何かおいしいものを…一緒にウニとか食べに行きます」と期待した。