第2位に選ばれたのは永野芽郁が主演を務めた『ユニコーンに乗って』(TBS系)

「今クールのナンバー1ドラマ」との呼び声も高い『西園寺さんは家事をしない』(TBS系)。松本若菜の主演起用がドハマりし、回を追うごとに評価が上昇。視聴率も好調だ。

 放送されているのは、TBS系の火曜夜10時。この「火曜ドラマ」枠ではおもに女性向けの「職業&恋愛ドラマ」が放送されており、過去にも『逃げるは恥だが役に立つ』『私の家政婦ナギサさん』をはじめ、大きな話題となった作品も多い。しかし、なかには酷評された作品も……。

 そこで本誌はアンケート調査を実施。「失敗作だと思うTBS火曜ドラマ」はなにかを、全国のドラマ好きの20代から50代の女性500人にきいた。対象は、2020年以降に放送された16タイトルだ。

【第5位】『王様に捧ぐ薬指』(2023年)31票
出演・橋本環奈、山田涼介

 原作はわたなべ志穂による人気コミック。絶世の美貌を持つが貧乏でトラブルが絶えないウエディングプランナーが、御曹司と契約結婚してーーというラブストーリー。

「原作ファンとしてはあまりに残念な出来ばえ。特に山田涼介は役に合ってなかった」(20代・会社員・神奈川県)

「原作とはイメージがかけ離れていてがっかり。なんであんな子供っぽいドラマになったのか。キャスティングの失敗」(30代・会社員・京都府)

【第4位】『夕暮れに、手をつなぐ』(2023年)32票
出演・広瀬すず永瀬廉

 脚本は「恋愛の神様」の異名を持つ北川悦吏子。九州の片田舎で育った主人公が上京、音楽の道を目指す青年と出会い、なぜか同じ屋根の下で生活することになる。

「脚本が破綻していて見るに堪えなかった。北川さん、昔のドラマはよかったのに」(30代・会社員・長野県)

「違和感ありすぎの広瀬すずの九州弁とか、主人公の名前(空豆)とか、臭すぎるセリフまわしとか、いろいろひどかった。脚本のせいですね」(30代・会社員・東京都)

【第3位】『マイ・セカンド・アオハル』(2023年)33票
出演・広瀬アリス、道枝駿佑

 問題を抱えた30歳の主人公が大学生となり、年下の学生たちに揉まれながら恋に、勉強に、夢に奮闘するラブコメディ。

「ストーリーに心惹かれるものがなくリタイアしました。道枝くんの無駄遣い」(50代・派遣社員・熊本県)

「アリスちゃんも道枝くんも大好きなので期待しましたが、ストーリーが驚くほどおもしろくなかった」(30代・無職・埼玉県)

【第2位】『ユニコーンに乗って』(2022年)37票
出演・永野芽郁、西島秀俊

 スタートアップ企業の若い女性CEOの元に、おじさんサラリーマンが部下として転職ーー仕事に恋に奔走しながら成長していく“大人の青春”ドラマ。

「ストーリーが韓国ドラマのマネみたいな感じ。キラキラしすぎて、現実味がなかったです」(30代・会社員・東京都)

「大好きな永野芽郁ちゃんのドラマなのに、まったくおもしろくなくてリタイア。芽郁ちゃんにはコメディっぽい方が合うと思う」(40代・パート・滋賀県)

【第1位】『君の花になる』(2022年)50票
出演・本田翼、高橋文哉

 挫折した元高校教師が、ひょんなことからイケメン7人組ボーイズグループの“寮母”にーー。脚本はNHK朝ドラ『虎に翼』の吉田恵里香。

「本田翼の演技がとんでもなくひどかった。違う人がやっていれば、もっといいドラマになったかも」(30代・主婦・福岡県)

「主役の棒演技。これに尽きます。選択肢の中ではダントツの失敗作」(40代・パート・福岡県)

「アイドルと寮母の恋愛とかありえない。伝説のトンチキドラマ」(20代・アルバイト・愛知県)

 本田の演技などが酷評され、平均視聴率は「火曜ドラマ」歴代の最低記録を更新(当時)。女性向けのドラマ枠だが、そのターゲットを大きく外してしまったのが敗因か。