四十住さくら 人生初の始球式「緊張はしなかったです」笑顔のワンバン投球! 背番は誕生日&「サイコー」
東京五輪スケートボード・女子パークの金メダリストでパリ五輪にも出場し、9月の「X Games Chiba 2024」に出場する四十住さくら(22)が4日、巨人―ヤクルト(京セラD)の試合前にファーストピッチを行った。
華麗な「エアトリック」で世界を魅了する22歳がスケートボードを手に京セラDに登場すると、場内は大歓声に包まれた。
誕生日の背番「315」が刻まれた巨人のオーバーサイズのユニホームにピンクのシューズを履いた四十住は、マウンド上でファンの掛け声に手を振り応えると、しっかりとしたフォームで捕手を務めた秋広のミット目がけて投げ込んだ。
東京五輪で金メダルを獲得後に一度、始球式のチャンスはあったものの、雨で流れてしまい今回が初めての経験となった四十住。人生初の投球は、惜しくもワンバウンドとなったが、笑顔で一礼し、スタンドに手を振りながら引き揚げた。
大役を終えた22歳は開口一番「めっちゃ楽しかったです」と笑顔。「目標はとりあえずノーバウンドで、ストライクを狙っていた。ちょっと右にそれちゃったんですけど、凄い楽しかったです」と振り返った。
和歌山県生まれで現在も和歌山を拠点にしている四十住。2018年にスケートボード「パーク」初開催の世界選手権で初代女王に輝いた四十住は、20日から22日まで幕張メッセで行われる「Xゲームズ千葉2024」に出場する。
四十住との主なやりとりは以下の通り。
――マウンド前に「緊張していないと」。
「緊張はしなかったです」
――何万人もの人が見ていた。
「はい、凄い楽しかったです」
――スケートボードをする時と一緒。
「そうですね。楽しんでいます(笑い)」
――20日からXゲームズ。
「Xゲームズは本当に楽しんで、もう一回優勝できるように頑張ります」。オリンピックで出す予定だったニュートリックを出したいというのもあるし、あとは笑顔で滑る姿をみんなに見てもらいたいです」
――背番号の315は誕生日。
「そうですね。誕生日でもあるし、サイコーっていう数字でもあるので」