うずらの卵

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卵からヒナが孵化したらうれしいけど…注意点も

ゲームクリエイターの山内一典(@Kaz_Yamauchi)さんがX(Twitter)に、スーパーで買ってきたウズラの卵からヒナが孵化したことを投稿し、「可愛らしい!」「次のグランツーリスモではウズラが実装されそう」などと話題になっている。

スーパーで売られているウズラの卵には有精卵が混ざっていると聞いて24個の卵を温めたら本当に2羽のウズラが孵化した→ただし飼育はちょっと大変らしい

投稿によると、スーパーで買ってきた24個のうずらの卵を孵化器で温めたところ、17日後に2羽が孵化したという。日頃の山内さんの投稿は自身が手掛ける『グランツーリスモ』に関する投稿が中心だったので、突然のかわいいウズラの孵化報告に戸惑うファンもいるようだ。

スーパーで売られているウズラの卵は基本的に無精卵だが、まれに有精卵が混じっていることがあり、孵化器で温めるとこのように孵化することがある。

【記事】生まれる確率は100分の1!スーパーの卵を温めてふ化したウズラとの生活が楽しそう

孵化したウズラのヒナの投稿をきっかけに、「孵化させてみたい」「飼ってみたい」と思ってしまうところだが、一般家庭で飼育するにはいくつか注意点がある。

1.自治体に飼育していることを報告する義務がある

ウズラは「家畜」であるため家畜伝染病予防法に基づき、種類と数、飼育の状況などを毎年定期的に報告する必要がある。東京都の場合の報告先は東京都家畜保健衛生所だ。これを怠ると法律違反となるだけでなく、報告がないことで実態がつかめず、最悪の場合、鳥インフルエンザなどの伝染病の感染拡大を招いてしまいかねないので責任重大だ。

2.鳴き声が激しい

ウズラはヒナの状態から約2ヶ月後には成鳥となる。大人になると鳴き声はけたたましく、臭いも気になるというXユーザーからの証言もあった。鳥が鳴き声を出すのは当たり前だが、声が近所迷惑にならないようにするなど、飼育時は十分な配慮が必要だろう。

ウズラの平均寿命は7〜8年と言われており、あらゆるペットと同様、飼育中に病気になることもある。孵化したヒナから育てるには飼育環境をしっかり整え、一生面倒を見る覚悟が必要であることは言うまでもない。

2020年、やはりスーパーで飼ったウズラの卵を孵化させた大和@帆船模型(@Yamato97416)さんがオリジナル記事(旧トゥギャッチ)の取材に応じてくれた際、次のように話している。

【記事】生まれる確率は100分の1!スーパーの卵を温めてふ化したウズラとの生活が楽しそう

「死ぬはずだった命を大切にしている」と言ってくださった方がいましたが、私は「本来産まれるはずのない命を人の勝手でふ化させる行為」だと思っていますので、だからこそ覚悟をした上で今回ふ化に踏み切りました。

やってみたいと言って下さった方は今一度このことにしっかり向き合ってもらえればと思います。

2024年9月時点、直近の大和さんの投稿では元気なウズラの姿が見られる。もし孵化したウズラを飼育する際は、注意すべき点を守っていこう。

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