カブス戦でマウンドに上がったロウディ・テレス【写真:Getty Images】

写真拡大

パイレーツの野手登板でまさかの1球

 米大リーグで“今季最悪のストライク”が生まれた。26日(日本時間27日)に米ペンシルベニア州ピッツバーグで行われたパイレーツ―カブス戦で、大差がついた最終回にパイレーツは野手をマウンドに。投じた山なりのボールが外角に大きく外れるも「ストライク」コールされ、打者が困惑するシーンがあった。米投球分析家がSNSに動画を投稿すると、米ファンから「球審、帰りたいんだろ」といった声が上がっている。

 思わず二度見した。カブスに6回に大量8点を奪われ、9回も連打で3失点して6-15とされたパイレーツは、一塁手のロウディ・テレスをマウンドに上げた。身長193センチ、体重122キロと巨漢のテレスはサウスポー。迎えたパトリック・ウィズダムに対し、山なりのボールを投げ込んだ。42.2マイル(約68キロ)の投球は外角に外れてボールと思われたが、球審はストライクのコール。ボールと確信して見送ったウィズダムは、まさかのコールに振り返って球審を見つめ、首を振っていた。

 米投球分析家ロブ・フリードマン氏は自身のX(旧ツイッター)に「最悪のストライク判定オブ・ザ・イヤー」とつづって動画を公開。米データ分析会社「コディファイ・ベースボール」公式Xも同じ動画を投稿し「なんてことだ。これがストライク判定」と記した。

 米ファンもすぐに反応。「ハッピーアワーに間に合わないからさ」「球審にディナーの予約があるんだ(笑)」「こいつは凄いフレーミングだな」「セレブがやるソフトボールの試合のストライク」「なんでだよ」「これはいわゆる慈悲深いストライク」「球審、帰りたいんだろ」「こんな酷い判定はやめないと」など呆れ笑いが広がっていた。

(THE ANSWER編集部)