フランス版“海猿”? 海難救助のおよそ6割を担う「海の守り神」の実態

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世界各国の美しい港町や風景を伝える番組『港時間』。

8月17日(土)の放送では、フランスのルカート港を特集した。

【映像】フランス版“海猿”? 海難救助のおよそ6割を担う「海の守り神」の実態

南フランスの港・ルカートには、海の安全を守るボランティアのレスキュー隊がいる。

仕事を引退後に入隊し、所長を務めるのはジャン=シャルル・ウォルターさん。「国が必要とするミッションに参加することは大きな誇りです」と語った。

フランスには、このようなボランティアのレスキュー隊が200以上ある。隊員の総数は、およそ11,000。海軍では対応しきれない海の事故も多く、海難救助のおよそ6割を彼らがこなしている。

隊員は、サラリーマン、主婦、医者や学生などさまざま。

彼らは「ここでの出会いや活動はとてもやりがいがあります」「ミッションが成功した時はうれしい」と話し、やりがいを感じていた。

レスキュー隊ではさらに、定期的に学生たちを集め、自然や船についての知識や海の怖さ、民間による救助の意義などを伝える活動も続けている。

ジャンさん:「多くの人達を育成するのも私の使命です」

彼らこそ、名もなき海の守り神たちだ。