レギュラー復帰が期待されているキム・ミンジェ。(C)Getty Images

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 今夏にシュツットガルトから伊藤洋輝が加入したバイエルンは、ここにきてリバプールのDFジョー・ゴメスに関心を持っているという。

 伊藤が怪我で離脱したうえ、マタイス・デ・リフトとヌサイル・マズラウィがマンチェスター・ユナイテッドへ移籍したため、DFの頭数が少なくなっているからだろう。

 だが、韓国メディアはこのマルチDF補強の動きに不満なようだ。同国代表のCBキム・ミンジェのライバルとなり得るからだ。

『InterFootball』は「またまたキム・ミンジェを信じないのか!日本代表CBでは十分ではなく、リバプールのCBまで争奪戦に加わる可能性」と題した記事を掲載している。

 同メディアは、英紙の情報を元に、「ゴメスは(開幕節の)イプスウィッチ戦でメンバーから外れ、自身の未来を考慮しており、移籍市場が締め切られる前にリバプールを離れる可能性が高く見える。現在、アストン・ビラ、ニューカッスル、チェルシーがゴメスの獲得に関心を示している。ここにバイエルンも名前が上がった」とし、こう続けている。

「バイエルンは今シーズンに向けて守備の補強を終えた。昨シーズンの守備の不安定さを補うため、日本代表CBのイトウを獲得した。移籍市場が開くや否や、マンチェスター・Uに移籍する可能性が高かったデ・リフトの代わりとして獲得したのは事実だが、バイエルンが特に守備の強化に気を配っているのは事実だ」
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 記事は、バイエルンがレバークーゼンのCBヨナタン・ターの獲得に失敗したと伝えたうえで、「ゴメス獲得の理由は2つある。1つ目は、中足骨骨折でシーズン序盤のかなりの期間を欠場すると予想されるイトウの穴を埋めるため。2つ目は、ゴメスのマルチな才能で、左右のSBの運用に多様性をもたらすためだ」と主張。こう見解を示している。

「必要な補強ではないという意見もある。キム・ミンジェ、エリック・ダイアー、ダヨ・ウパメカノ、イトウの4人のCBがすでにいる。SBにはヨズア・キミッヒ、アルフォンソ・デイビス、サーシャ・ボエ、ヨシップ・スタニシッチもいる。守備陣は人員過多状態だと言われている」

 こうした動きは、キム・ミンジェへの全幅の信頼がないからだと感じているようだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部