『徹子の部屋』に広島原爆被害者の93歳女性が登場。今でも強く思う「戦争は絶対にやめてほしい」

8月15日（木）の『徹子の部屋』に、広島原爆被害者の田戸サヨ子さんが登場する。

【映像】ヒロシ、『徹子の部屋』初登場当時は4畳の部屋に。そこで起きた不可解な出来事

戦争の悲惨さ、むごさを伝え続ける93歳の田戸さん。

現在は娘・孫と暮らし食事を作るスーパーおばあちゃんでもある。

昭和20年8月は母姉と3人暮らしで、当時は14歳。普段は学徒動員により工場で働いていたが、6日は月一のお休みにあたり久しぶりに女学校に登校していた。

爆発の瞬間は爆心地から3.5キロの校舎の中にいたためケガはなかったが、外には全身やけどで大ケガをした人があふれていたという。

学校をあとにし、爆心地から700メートルの自宅を目指して歩きだした田戸さん。途中大勢の人に助けを求められたものの何もできないと振り切って進んだが、戦後何年過ぎてもその人たちに追いかけられる夢を見て申し訳ない気持ちでいっぱいだったそう。

ついに原爆ドーム近くにある自宅周辺にたどりついたが、周りには一切建物がなく「母は死んだ」と泣き崩れた。

その後、同じく無事だった姉と再会。一緒に母を捜しに遺体で埋め尽くされた川にも降り捜し続けた。

そしてついに生きている母と再会。しかし母は原爆の影響で8月14日に亡くなってしまったという。

戦争後、「つらい思いをしたのだから絶対に幸せになりたい」と結婚。

7人の子が生まれ家族は41人になった。その家族のことを考えると戦争は絶対にやめてほしいと今でも強く思うという。