今夏、札幌に移籍をした大玲央【写真:徳原聾機

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札幌DF大粼玲央が元Jリーガー那須大亮氏のYouTubeチャンネルに出演

 J1北海道コンサドーレ札幌のDF大粼玲央は、今夏にフリートランスファーで加入した。

 アラブ首長国連邦(UAE)1部エミレーツ・クラブでプレーしていたなか契約解除に至った理由を、元Jリーガーで現在はYouTuberとして活動する那須大亮氏の公式YouTubeチャンネルで明かしたが、中東の厳しい現実についても触れている。

 現在33歳の大粼はアメリカや横浜FC、徳島ヴォルティスを経て2018年夏にヴィッセル神戸へ加入。2019年の天皇杯優勝や昨季のJ1初制覇に貢献した。2023年は最終ラインを支える1人としてリーグ21試合に出場したものの、終盤はベンチ外や控えに甘んじることも増えたため、昨季限りで神戸を退団。UAE1部エミレーツ・クラブへ移籍した。

 2月1日にエミレーツ・クラブへの移籍が正式発表されていたが、出場は2月17日に行われたカップ戦のフル出場1試合のみ。元スペイン代表MFアンドレス・イニエスタ所属のクラブでリーグ戦には出場していなかった。

 契約解除とともに、「給料払いたくない」と金銭トラブルに巻き込まれたことを明かしていたが、大粼は自身が目の当たりにした中東クラブの実情を明かしている。

「Jリーグで活躍した外国籍選手が向こう(中東)にいたりする、外国人としての結果を求められている。結果を出さないと未払いです」

 これを聞いた那須氏は、「あ、やっぱあるんだ…中東でも。ヨーロッパとか南米でも上位クラブはあまり聞かないけど」と驚いた様子。大粼は「結局あれFIFA(国際サッカー連盟)に言ったら(未払いを)回収できちゃう話だから意味はないですけどね」と、語っていた。(FOOTBALL ZONE編集部)