葛飾区の中部に位置し、北は亀有、南は立石に接するターミナルシティ「青砥」。スカイツリーがのぞめる京成押上駅の起点駅で、都心までは30分というアクセスの良さで利便性もバッチリの駅です。 昭和ノスタルジーほどではないけれど、…

葛飾区の中部に位置し、北は亀有、南は立石に接するターミナルシティ「青砥」。スカイツリーがのぞめる京成押上駅の起点駅で、都心までは30分というアクセスの良さで利便性もバッチリの駅です。

昭和ノスタルジーほどではないけれど、全体的にウェルカムなのんびりとした雰囲気を醸す下町。駅前を歩くと、鉄道と並行に伸びるサンロードを中心に、そこここに気になる路地があっていい店が隠れている。

<居心地に感動…! 《京成線のせんべろ》 覆面調査隊が選んだ「もつ焼き」「すし」「旨酒場」 ベスト5店を大公開(青砥編)>では、魅力あふれる青砥のせんべろ居酒屋を紹介したが、ここでは粉物「お好み焼き」の名店を覆面調査隊が実食した。

親子3代で愛される名店『ざいご』

今年で丸49年。使い込んだ鉄板とお母さんの笑顔がいい。

「高校生からとか、親子三代で来てくれるお客さんも」というのも頷ける。お好み焼きももんじゃ焼きも500円から選びきれないほど豊富なメニュー。「安くておいしい」のが自慢だ。

『ざいご』お好み焼きミックス天 鶏、イカ、エビ、タコ、チーズが入るミックス天は人気でよく出る。焼けない人は焼いてくれる。目玉焼きはサービス!

「ぎょうざもんじゃ」や「石狩もんじゃ」などオリジナルもんじゃも楽しいし、お好み焼きは自家製の甘いソースをひと刷毛すればさらに美味。締めには「あんこ巻」に「牛乳ハイ」も楽しかったりして、ほのぼの心温まるのだ。

小麦の素材にもこだわり『きんさん』

奥まった路地の先にあるレトロな民家。

靴を脱いで上がった座敷で食すお好み焼きは雰囲気も抜群だ。

国産小麦やその他の素材もナチュラルなものにこだわり、しかも、お好み焼きももんじゃも鉄板焼きもどれもおいしくボリューミー。

具材もたっぷりで心もお腹も満足間違いなし。

『きんさん』豚玉天+切いか

ソースが豊富!『ゑび家』

「かつしかシンフォニーヒルズ」向かいに2023年開店。

モダンな雰囲気の中、下町もんじゃやふわふわのお好み焼き、店名の通りおいしい鉄板焼きが楽しめる。

カウンターならお任せで目の前で焼き上げてもらえるのもいい。おつまみサイズ、通常サイズ、もんじゃのソースは4種あり。

『鉄板酒場 ゑび家』海老天(おつまみサイズ)

山芋たっぷり『おかの』

「ベビースターもんじゃ」を楽しんだあとに、お好み焼きは「おかの天(ゲソ入り)」に桜えびをトッピング。

生地を混ぜると、きめ細かく擦られた山芋がたっぷり入ってるのがわかるし、焼き上がりがふっくらおいしい。オリジナルのソースも◎。2代目店主のていねいな仕事が光る。

『おかの』おかの天(ゲソ入り)+桜えび

ラーメンやステーキも!『希ぶん』

開店は38年前。

所狭しと貼られたメニューには焼魚やラーメン、ステーキまであって楽しくなる。この日の突き出しがカレーとバゲットってのもおしゃれだ。

ふんわりの「明石焼き」を楽しんだら、「明太子もちもんじゃ」を。オリジナルソースを少々。おダシがよく文句なく旨し!

『希ぶん』豚玉

……つづく<東京駅、じつは『朝ラーメンの天国』だった…! 朝からペロリの絶品ラーメン 《ベスト5店》 を覆面調査隊がレポート>では、東京駅の「おいしい」を覆面調査でレポートします。

覆面調査隊が 《最強の冷やし中華》 を発見…!町中華の “王道” から “謎のうまダレ” まで「4つの名店」で実食

『おとなの週末』2024年4月号より
(本記事は2024年4月時点のものです)