3分で売り切れた日清の「謎うなぎ」本物と食べ比べてみたら、ただただ凄かった

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Togetterオリジナル編集部のふ凡社です。

先日、日清食品の『プラントベースうなぎうなぎ(以下、謎うなぎ)』が、販売開始から3分で売り切れてしまい話題になった。

【記事】日清の「謎うなぎ」今年も3分で売り切れる

この争奪戦で運よく確保できた謎うなぎが、2024年7月24日の土用の丑の日を前に我が家に届いた。さっそく食べてみたので、レビューする。果たして気になるお味は…。

「もっと鰻に近づきました!」の字が躍る

見た目も相当うなぎ

開封すると、冷凍して真空パックに入った状態でお目見えした。

見た目も形も、うなぎに近い形に整えられている。表面についた焦げ目もあってか、冷凍の状態でも「人工的に作られた食品」感が薄い。本当に魚の切り身っぽい。

とても大豆たんぱく質でできてると思えない

調理法の説明書を読むと、加熱の方法が何パターンかあったが、今回は

220度のオーブンレンジで8〜10分加熱→仕上げにオーブントースター(こちらも220度)で1分加熱

というやり方を採用することにした。

オーブンレンジから取り出すと、うな丼そっくりの香りがキッチンに広がる。謎うなぎの表面からは脂の細かな気泡がパチパチと浮かんでいて、これもまたうなぎっぽい。

焼くとさらにうなぎ感アップ

うなぎの味の記憶とエッセンスが完全に一致

あとは付属のタレ(こちらもまた動物由来の食材を作らずに作られているらしい)をかけ、オーブンレンジで仕上げの過熱をする。完成した謎うなぎを2つに切って、ご飯にのっけたものがこちら。

完全にうな丼じゃねーか!!!

この見た目、本当に凄くないか。もう完全にうな丼じゃないか。「実はプラントベースのほうが嘘なんじゃない?普通にうなぎ入れてない?」と思ってしまうくらいには見た目が近い。これは期待。

脳内でうなぎの味を思い浮かべながら、一口パクリ。

ゴクリ

うん。これもう、

うなぎだよ!!!!!!!!

味、香りともに、記憶にあるうなぎの味と比べて、エッセンスはほぼ一致していると言ってもいい。香りに至っては、ちゃんと身、焦げ目、皮、脂とが別々に感じられる。すごい。

さらに、身がほろりと崩れる感じ、皮目と身の間のとろっとした感じなどテクスチャー部分も相当うなぎに近づけてある。よくある「なんちゃって○○」系の加工食品にありがちな「頑張ってるけど、とはいえやはり無理がある」感がない。ちゃんと脳が「これはうなぎです」と認定してくる。本当にすごい。

断面も完全にうなぎなんだよなぁ

本物と食べ比べてみよう

「いやいやいや、でもさすがに本物と食べ比べたら全然違うでしょ。盛ってるでしょ」と疑う声もあるかもしれない。

うなぎ屋で本物のうな丼も買ってあるんだな、これが。

ご本人登場

このサイズでお値段2400円。うーん、さすが希少食材!!!

さっそく一口。イヒヒヒヒ。

ごッ、ゴクリ

ぐああああ美味すぎる!!!

あたりまえだが、本物は圧倒的に美味い。口に入れた瞬間ふわっとほどけていく身、ぱりっぱりに焼けた皮の香ばしさ、「本物の魚が持つ旨味」の強さが半端でない。

しかし。直後に本物を食べてなお、謎うなぎが明らかに劣っているとか、「やっぱ本物と比べちゃうと…ね」という感覚がない。

本物と並べるといかに謎うなぎが頑張ってるかわかる

試しに謎うなぎ→ガチうなぎ→謎うなぎ→ガチ鰻と交互に食べ比べてみたが、それでもはり「謎うなぎもちゃんとうなぎだぞ」という評価が揺らがないのだ。どちらも美味い美味いと箸を進めた結果、「一度にうな丼を2杯食べる」というコナンの元太くんみたいな昼食になってしまった。

うなぎ、正直あなどっていた。本物と食べ比べてもちゃんと競り合えるクオリティとは畏れ入った。「絶対に『やっぱ本物と比べると』なんて言わせない」という並々ならぬ企業努力を感じる。凄すぎる。

普通に来年も買いたい。来年はさらに販売数を増やして、本格的な量産体制に乗り出してほしいと強く願う。

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