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『パイレーツ・オブ・カリビアン』シリーズで伝説の海賊キャプテン・バルボッサを演じたジェフリー・ラッシュが、米ディズニーで企画されているリブート版についての考えを明かした。仕事を共にしたジャック・スパロウ役ジョニー・デップ抜きでのシリーズ継続に懐疑的な姿勢を見せている。

デップ演じるジャック・スパロウを主人公とする映画は計5作品製作されてきたが、シリーズは新たな方向へ舵を切ることになる。マーゴット・ロビー主演の新作映画と若手キャストによるリブート版、2つのプロジェクトが進行中で、プロデューサーのジェリー・ブラッカイマーによれば脚本作業がという。

ある時点でブラッカイマーは次回作がリブート版になるとこともあったが、シリーズを成功に導いたジョニー・デップの功績が大きいだけあり、デップ版ジャック・スパロウ抜きの状況を懸念しているファンもいることだろう。全5作でバルボッサ役を演じたラッシュもその1人のようだ。米との取材では、リブート版についてこう話している。

「ジョニーから誰が(スパロウ役を)受け継ぐにしても、私はどうなるのか分かりませんね。彼は代えのきかない存在ですから。ジャック・スパロウは新しいロバート・ニュートン(※)なんです。」

(※)ロバート・ニュートン…1950年代の冒険映画『宝島』『海賊島』『海賊黒ひげ』などで海賊役を演じ、海賊像を作り出した人物として紹介されることもある。

デップは、私生活でのスキャンダルにより『パイレーツ・オブ・カリビアン』シリーズを製作するディズニーから事実上解雇されることになった。2022年、デップはディズニーとの将来的な協業を拒否する発言も、以降活動の拠点をヨーロッパに移している。

一方、シリーズのプロデューサーを務めるジェリー・ブラッカイマーはジョニーの復帰を望んでいるようで、「少しずつ歩みを続けています」と前向きな思いを。今後ジョニーは、テリー・ギリアムの『The Carnival at the End of Days(原題)』でハリウッドに復帰予定。同作が足がかりとなって、ディズニーとの再協業の道が開けてくる、なんてことはあるだろうか……。

ちなみにラッシュは、リブート版でのバルボッサの再登場についても懐疑的な姿勢。「娘のために自分の命を犠牲にしたのです」と前作『パイレーツ・オブ・カリビアン/最後の海賊』(2017)での展開を踏まえた上で、「急に彼を呼び戻す、みたいなことはできませんよ」と語っている。

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