メンバーのみんなへ。みんなと一緒に活動できた時間は青春でした。一期生はもう一緒にいすぎて、何を考えているか分かるようになりましたし、二期生はアイドルとして尊敬できるメンバーばかりで、三期生は花丸をあげたいくらい努力家のメンバーで、四期生の若い力は日向坂46の宝だと思います。

この8年、当たり前のように家族よりも長い時間を共に過ごしてきたので、その当たり前がなくなってしまうことが本当にさみしいです。頑張るみんなに力をもらえていました。みんなといるから笑顔になれることがたくさんありました。挫けそうなときも、みんなと一緒だから乗り越えられることがたくさんありました。最高で、最強のみんなが大好きです。これから私も、おひさまとしてみんなのことを応援し続けたいと思います。ずっときらきら輝く日向坂46でいてください。

そして、ひなた坂46のメンバー、みんなこのライブを通してたっくさん成長したと思います。私はリハーサルやライブをしていて、みんなの良さをたくさん見つけました。一緒にこのライブを作ることができて、本当に楽しかったです。みんなのいいところをたくさん知っています。このライブを通してたくさんの方に気づいてもらえたはずです。自信を持って、笑っていてほしいです。みんなとリハーサルをしてると、もっとここにいたくなりました。これからもみんなを支えたかったですが、近くにはいれないけど、離れたところから、ずっと応援しています。

そして、いつも支えてくださるスタッフのみなさん。8年間、本当にお世話になりました。みなさんと一緒にお仕事ができて、本当に幸せでした。愛にあふれるスタッフのみなさんがいてくださるから、安心して活動することができました。どんなときも寄り添ってくださり、たくさんわがままを聞いてくださり、ここまで育ててくださり、本当にありがとうございました。

そして最後に、おひさまのみなさん。どんなときも味方でいてくださり、みなさんの存在が、心の支えでした。私達メンバーにとって、おひさまの存在は、本当に大きいんです。これからも日向坂46を温かく照らしてください。おひさまがいるから、ひなたができるんです。雨が降っても、おひさまがいたら、虹ができるんです。みなさんがくれる、温かい言葉が大好きでした。その言葉に何度も救われました。

卒業発表してから、幸せになってねという言葉をたくさんいただきました。もう十分、あふれるくらいの大きな幸せを今、いただいています。誰かの幸せを願えるって本当に素敵なことだと思います。おひさまのみなさんも幸せになってください。ずっと願っています。これから先も大好きです。アイドルになり、おひさまのみなさんと出会えたことが、人生の宝物ですし、誇りです。最後になりますが、8年間、本当に本当に、ありがとうございました。2024年7月4日 日向坂46 高本彩花」

高本が手紙を読み終えると、今日のライブには出ていないメンバーも含めて、一期生がステージに上がった。佐々木美玲は、このパシフィコでけやき坂46のツアー初日を行った際、まだ音源が発売されていない楽曲をパフォーマンスし、会場にマイクを向けたところ、ファンが鼻歌で歌ってくれた思い出を振り返った。高本と初期の頃から仲が良かった東村芽依は、「今日は泣かない」と宣言し、涙をこらえながら、高本とのユニット「あゃめぃちゃん」でユニット曲「夢は何歳まで?」を歌えたことを「宝物だなって思います」と語った。

そして一期生みんなで、けやき坂46時代の名曲「おいで夏の境界線」を歌唱。さらに、二期生の小坂菜緒もステージに上がり、「Footsteps」をパフォーマンス。さらに、ステージに28人の日向坂46全メンバーが集結。「みーんなでやったら絶対楽しいだろうなって曲」と高本が語る「永遠の白線」を披露し、ラストは高本オリジナルの「あやちぇりポーズ」を全員で決めた。この曲を選んだ理由について、高本は「もともと大切にしていた「永遠の白線」って楽曲を、私の力を使って全員でやりたいって思って」と言って会場を和ませた。