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“ガンフー”アクションが炸裂する『ジョン・ウィック』シリーズで監督を務めたチャド・スタエルスキが、インド映画『Kill(原題)』の英語リメイク版を製作することが明らかとなった。米が報じている。

インド版の主人公は、陸軍特殊部隊に属するアムリット。恋人のトゥリカが他の男性と強制的に婚約させられたことを知り、お見合い結婚を潰して最愛の人と再会するために、ニューデリー行きの列車に乗り込む。しかし、ナイフを持った賊の一団が道中で罪のない乗客を脅し始めると、アムリットの旅が一転。彼は自ら賊に立ち向かい、周りの人々を救おうとする……。

オリジナル版で監督を務めたのは、ニキル・ナゲシュ・バート。リメイク版では、スタエルスキと監督のプロダクション会社87Eleven Entertainmentがライオンズゲートとタッグを組み、87Elevenのジェイソン・スピッツとアレックス・ヤングもプロデューサーに名を連ねる。

Varietyのレビューで『Kill』は、「非常に緊迫感のあるヒンディー語のマーシャルアーツ映画、衝撃的で生々しいアクション・ショーケース。死者の数は『ジョン・ウィック』に匹敵する」と評されており、まさにスタエルスキはリメイク版の適任者だと言えそうだ。

インド版は2024年7月4日に米国公開を控えており、メインストリームのヒンディー語映画がハリウッド・スタジオと提携し、北米と英国で劇場公開されるのは初めてだという。日本では2025年に松竹配給で公開されると伝えられる。

スタエルスキは声明にて、「『Kill』は、最近観た中で最も躍動的でワイルド、そしてクリエイティブなアクション映画の1本です。ニキルは、可能な限り多くの観客に観てもらう必要のある、容赦なきアクションシーンを繰り広げます。英語版の開発に興奮しており、大きな使命を担いますが、ニキルとカラン(・ジョハー)、アプーヴァ(・メータ)、グニート(・モンガ・カプール)、アチン(・ジャイン)と一緒に達成することを楽しみにしています」と発表。監督のバートのほか、インド版に参加したプロデューサー陣の名前を挙げた。

上述のインド版プロデューサー陣は、「『Kill』をニキル・ナゲシュ・バートと製作した際、世界的な愛を夢見ていました。北米の映画館で”キル!キル!キル!”と叫ばれているのを見た時に、そのビジョンが現実になったような気がしました」とコメント。「オリジナル映画の公開前に、このような(リメイク版)が発表されることは前例がなく、インド映画にとって大きな勝利であり、本当に光栄です」とも付け加えた。

なおスタエルスキは、ヘンリー・カヴィル主演によるリブート版『ハイランダー』の撮影を2025年1月よりスコットランドで。ゲーム『Ghost of Tsushima』実写映画化も期待されているが、多忙な日々が続くことになりそうだ。

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