“制御不能”状態の『霜降り明星』粗品 宮迫&キムタクに“言いたい放題”も「吉本が手放さないワケ」

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「吉本も扱いに苦慮しているようです」

もっか“無敵の人”状態なのが、お笑いコンビ『霜降り明星』粗品だ――。

元『雨上がり決死隊』宮迫博之をコキ下ろし、元SMAP木村拓哉の身長をネタにし、『King & Prince』永瀬廉&高橋海人を挑発する――これができるのは、日本の芸能界でも粗品しかいないだろう。

粗品は6月13日、千原せいじのYouTubeチャンネル『せいじんトコ』に出演し、宮迫を“口撃”する理由について

「闇営業問題の時に恨みあるみたいな感じです」

と切り出し

「2本くらいCM飛んだんですよ。仕事なくなって」

と告白。キムタクについては

「あいさつ無視されたのと、めっちゃ小さかったっていうのは言ってるんですよ。あんまり言ってる人おらんなというので、いい芸を見つけたなみたいな感じで木村拓哉です」

と、“してやったり”の表情を浮かべた。

そんな粗品に苦言を呈したのが、大先輩の明石家さんまだ。自身のラジオ番組で宮迫とのバトルについて

「マジやったらわれわれ世代、芸能界では考えられない」

とピシャリ。

「後輩が先輩をけなすという。お笑い芸人は先輩・後輩やからな。縦やからな。だから、先輩に対してああいうことを言うのは本当は間違いやねんけども」

と諭した。

吉本内でも粗品の扱いについては頭を悩ませているそうで、事情に詳しいスポーツ紙記者によれば、

「完全にコントロールできていない。粗品さんは自己プロデュースに長けており、絶対の自信を持っている。マネジャーなどが『こうしろ、ああしろ』と言える関係性ではない。増長していると思われても仕方がない部分はある」

そうだ。

だからなのか、一部メディアでは「クビ」の二文字も踊ったが、実情は異なる。

「M-1とR-1を制覇した粗品は、早いうちから『吉本にとんでもないヤツが入ってきた』と騒ぎになるほど“別格”の存在だった。そんな男を吉本が手放すわけがない」

そう断言するのは、吉本興業のOB男性。ある吉本の幹部社員はM-1王者に輝いた霜降り明星を見て

「これで向こう30年は吉本は安泰」

と断言したほどだ。

粗品と言えば、ギャンブル好きで知られ、YouTubeでは

「生涯収支マイナス3億円君(マイ億君)」

を名乗っている。通称「吉本ファイナンス」からも借金を繰り返しており、その模様は動画でも確認できる。

「吉本からの借り入れはガチ。ただ、吉本も貧乏芸人全員に無条件で貸すわけではない。例えば、千鳥・大悟は下積み時代にかなりの金額を借りていたが、今はご覧の通り。吉本が粗品に貸すのも『あとで十分元が取れる』と確信しているからです」(同)

前出のさんまのダメ出しも、粗品の才能を認めているからこそ、“ディスり芸”で笑いを取るべきではないという“愛のムチ”だという。

お笑い関係者は

「はたから見たら言いたい放題の粗品だが、先輩芸人に対しては腰が低く、礼儀正しい。吉本の重鎮・中田カウスにもかわいがられている。

後輩芸人に横柄な態度を取ることもなく、むしろ『こうしたらオモロイやん』と声を掛けることもある。誰も見たことがないお笑いをやりたいだけで、本当は純粋な男なんです」

とフォローする。

とはいえ、もっか粗品には「やりすぎだ」「失礼だ」という批判がネット上などでは渦巻いている。これを逆手にとって、どう笑いに変えていくか見ものだが――。