ロビーニョ氏はネイマールも憧れた“魅惑のドリブラー” photo/Getty Images

写真拡大

現在ブラジルの刑務所で服役中の元同国代表FWロビーニョ氏。その獄中生活の一部が明らかとなり、話題となっている。

かつてレアル・マドリードマンチェスター・シティACミランなどさまざまなビッグクラブでプレイしたほか、ブラジル代表でも100キャップを記録。当時、ロビーニョ氏の巧みなドリブルや華麗なテクニックに魅了されたファンも少なくないだろう。

しかし、そんな輝かしい経歴を持つ同氏を一気に地獄へ落とすような出来事が起こる。ミラン在籍時代(2013年)にナイトクラブで、アルバニア人女性に対して集団で性的暴行を加えていたことが発覚。2017年にイタリアの裁判所から強姦の罪で懲役9年の有罪判決を言い渡されると、本人は最後まで無罪を主張していたが、今年3月に母国の刑務所へ収監されることとなった。

華やかな表舞台から一転して、暗い獄中生活を送ることとなったロビーニョ氏。英『THE Sun』によると、わずか8平米の狭い独房で日々を過ごしているようだ。そして、刑務所内のボランティア活動に参加したり、受刑者の釈放後を考えた労働プログラムを受けたりしているとのこと。具体的には、資格を得るために600時間のリモート学習が必要な電子工学の基礎講座を受講し、TVなどの家庭用電化製品の修理方法を学んでいるという。

また、同氏の弁護士が「ロビーニョは模範的な囚人で、他の囚人とも問題を起こしていない」や「彼が楽しんでいるかはわからないが、(労働プログラムは)時間を潰すのに役立っている」、「独房を出たあと、レクリエーションの時間にサッカーの試合に参加できるようシューズも渡された」とも明かしていた。

刑務所内で模範的な行動を取り続ければ、刑期の約半分終えるころにはよりフレキシブルな刑罰制度を受けられる可能性があるようだが、はたして。