男子ゴルフのグレイソン・マレー(2024年5月16日撮影)。(c)Andrew Redington/Getty Images/AFP

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【AFP=時事】男子ゴルフ米国ツアーで2勝を誇るグレイソン・マレー(Grayson Murray、米国)選手が25日に死去した。30歳。同ツアーが発表した。

 マレー選手は前日に米テキサス州で行われたチャールズ・シュワブ・チャレンジ(Charles Schwab Challenge 2024)の第2ラウンドを途中棄権していた。理由は体調不良としていたが、詳細は明かしていなかった。

 米ツアーのジェイ・モナハン(Jay Monahan)コミッショナーは、マレー選手が25日午前に亡くなったことを伝え、「言葉がない」と悼んだ。遺族にも直接お悔やみを申し上げたと明かした上で、マレー選手の家族は大会の続行を希望していたと語った。

 ツアーは死因を明かしていない。

 マレー選手はツアー1年目の2017年にバーバゾル選手権(Barbasol Championship 2017)で初勝利を挙げると、下部ツアーで戦った昨シーズンを経て今年1月のソニーオープン・イン・ハワイ(Sony Open in Hawaii 2024)でツアー2勝目を記録し、世界ランキングも自己最高の46位まで上がっていた。

 過去にはアルコール依存症やメンタルヘルスの問題に苦しみ、ソニーオープンでの優勝は個人的な復活の意味合いもあった。マレー選手は同大会を制した際、「何度も諦めたい瞬間があった。自分やゴルフ、時には人生を」と明かし、今後は「良い人間として知ってもらいたい」と話していた。

【翻訳編集】AFPBB News

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