日本代表、パリ五輪でオーバーエイジを使うべきか 久保建英は出場すべきか 前園真聖さんはこう思う

写真拡大

パリオリンピックのアジア最終予選も兼ねたU23アジアカップで優勝したU-23日本代表。

本大会メンバーは18名しか選べないが、23歳以上のオーバーエイジ(以下OA)枠を使うのかが注目されている。

1996年のアトランタオリンピックに出場した前園真聖さんは、フジテレビ系列の『ワイドナショー』でOA枠について質問されるとこう答えていた。

「僕は使うと思うんですけど、OA枠はその国のサッカー協会に権限がなくて、所属クラブに権限があるんですよ。選手に出たい気持ちがあっても、クラブが止めたら、選手は出れない状況なので、そのあたりの難しさがありますけど、たぶん3人は選ぶと思います。

(田村淳さん:いまのメンバーで凄い調子がいいがOA枠で新たに選手を追加したほうがいいのか)

これは難しいです、メリットとデメリットがあるので。ちなみに、僕が出た1996年大会はOA枠があったんですけども、使わなかったです。それは同じ年齢で長い間やっているのでチームワークとか、チーム力・結束力はあるので。そこに3人が直前で入ってくる部分があるので、そこの難しさはあるんですけど、いまはA代表と五輪代表は非常にリンクしているので…」

2001年6月生まれの久保建英はOAにならずに出場資格がある。彼はフル代表の主力であるため別格として扱われており、予選には絡んでいない。

U-23日本代表、U23アジア杯に招集できなかった逸材12名

久保が2021年の東京五輪に続いて2大会連続で出場するかも注目されているが、前園さんは「オヤジという立場だったら、久保はパリ五輪に出るべきか」との問いにこう答えていた。

東京五輪でスペインに負けて号泣してたので、本人は五輪にもう一回出たい思いがあるっていうのはちょっと聞いてるんです。

久保選手はレアル・ソシエダというチームでCLにも出て、ある程度上にいて、次のチームにステップアップという話がいま来ているんですよ。

そこで五輪に出る必要性は…本人は出たいかもしれないが、クラブや周りはあまり出したい気持ちはないんじゃないかなと。そこで怪我されたら、高いチームに売却できなくなるので」

司会の東野幸治さんから「オヤジとしての気持ちを聞いてるんですよ(笑)」「出さないでいいんですか」と突っ込まれた前園さんは、「もっとすごいビッグクラブからオファーが来ているのなら、そこを優先しなきゃいけない」、「オヤジは出さないです!」と返答していた。