乳歯から永久歯に生え変わるのはなぜ? 「かむ」ことの大切さを漫画でチェック【おしえて!トリートマン】

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子どもがかかりやすい病気について、知っておくといざというとき安心! トリートマンといっしょに楽しく学びましょう。




「早く食べなさい」はダメ! 親の声かけが大切

「うちの子、食べ物をよく噛まないでのんじゃうんです」というお悩みのある人もいるのでは。じつは、こどもが食事をよくかむようになるには、親やまわりの大人の声かけがとても大事なんです。
「早く食べて」なんて急かされると、ひと口が大きくなり、丸のみにつながってしまうことも。テレビを見ながら食べるなど、食事に集中しないこともNG! ほかに意識が向いてしまうと、かむことに集中できなくなります。
なかなか食べ進まない子の場合は、時間を区切って、食事を終わりにするということも有効。食事の時間は食べることに集中することが大切です。

「楽しく食べる」ための声かけも

よくかむようにするには、かむこと自体について子どもに意識させることも大切。「このきゅうりはポリポリ音がするね」「生で食べるとシャキシャキの玉ねぎは、揚げるとどうなるかな?」など、食感を楽しみながら食べるような声がけをしてみてください。

こどもに多い虫歯って?

こどもにとくに多い虫歯は、犬歯と臼歯の間の虫歯。歯と歯の間に食べかすが残らないように、気をつけて磨くようにしましょう。永久歯が生えてきたら、デンタルフロスを使って、歯と歯の間をしっかりケアするのもおすすめですよ。

監修/工藤紀子
小児科医・医学博士。 順天堂大学医学部卒業、同大学大学院 小児科思春期科博士課程修了。栄養と子どもの発達に関連する研究で博士号を取得。 現在2児の母。アメリカにて子育てを経験。「育児は楽に楽しく安全に」をモットーに、年間のべ1万人の子どもを診察しながら、子育て中の家族に向けて育児のアドバイスを行っている。 https://noriko-kudo.com/


作/(キモト)
准看護師免許を持つ漫画家。「子どもたちに健康と元気を届けたい」という思いで、子どもがかかりやすい病気や、体のことについてユーモラスなキャラクターで紹介している。「親子で一緒に学んで、病気に負けない強い体づくりを日頃から心がけてほしい」。 
公式サイト:「なおせ!トリートマン」
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