″静岡財界のドン″は動くのか…川勝平太静岡県知事「職業差別発言で逆ギレ辞意」で後継者争いは大混乱

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色鮮やかな花の首飾りをつけ、足取りは軽くいかにもご機嫌な様子だった。

桜の開花で賑(にぎ)わう4月6日の土曜日、静岡県で開催された『浜名湖花博2024』に出席したのは、川勝平太知事(75)である。川勝氏は、同月1日に行われた静岡県庁入庁式での”職業差別”発言が物議を醸(かも)し、辞職届を提出。早ければ5月末には知事選が行われる見通しだ。元静岡新聞記者で静岡の行政に詳しい小林一哉氏はこう解説する。

「川勝知事はオックスフォード大学博士号を取得しているインテリ学者。しかし、失言癖が目立ち、’20年には菅義偉元首相に対して『教養のレベルが露見した』と見下す発言をしたり、自民党県議団に『ヤクザの集団、ゴロツキ』と言ったこともある。本人自ら辞意を表明してくれて、彼を辞めさせたかった人たちは大喜びしていますよ。ただし、『リニア問題』はしばらく続きます。川勝知事の意向とはいえ、行政として″リニア反対″を掲げてきたわけですから、一転して″リニア推進″とはいきません。1年ほど経ってから、県民の意見を尊重する形で解決の道を探るでしょう」

後継者争いは大混乱が予想される。その行方はどうなるのか。

「新知事には、東部から自民党細野豪志氏(52)、中部から元総務官僚の大村慎一氏(60)、西部から浜松市長を4期務めた鈴木康友氏(66)の候補者が有力です。知名度は細野氏が一番ですが、彼は二階派。自民党が推薦することはない。一方、鈴木氏のバックには″静岡財界のドン″スズキ株式会社相談役・鈴木修氏(94)がおり、当然彼が動けば有利になる可能性は高いでしょう」(同前)

春の陽気を感じる川勝氏の笑顔とは対照的に、県政は混迷を極めそうだ。

『FRIDAY』2024年4月26日号より