山形放送

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山形県立河北病院と寒河江市立病院の統合・再編をめぐり県と寒河江市は28日、可能な限り早く新病院を整備することなどを盛り込んだ合意書を締結しました。吉村知事は締結について「新病院整備のスタートラインに立った」と語りました。

西村山地域の病院の再編をめぐっては、3月22日に開かれた検討会で、県立河北病院と寒河江市立病院を統合し、新たな病院を整備する案が了承されました。
これを受け28日、統合に関する合意書の締結式が県庁で行われ、吉村知事と寒河江市の佐藤洋樹市長が署名しました。

吉村知事「西村山地域の中核的な役割を果たす新しい病院を整備するというスタートラインに立ったなと感慨深いものがある。医療はインフラと思っているので県としてしっかりと取り組んでいきたい」

■合意書

合意書では、可能な限り早く新病院を整備することや費用負担については今後、協議の上決定していくといった内容が含まれています。

寒河江市・佐藤洋樹市長「地域の様々なニーズを踏まえた病院を作っていくそのためには診療体制、診療機能が大事になっていくのではないか。そういったことについてはこれから基本構想、基本計画で大いに議論していくことになると思う」

県と寒河江市は4月以降、できるだけ早い段階で検討組織を立ち上げ、新病院の立地や病床数などについて、周辺の自治体や医師会の意見を聞きながら協議を進めたいとしています。

新病院は、最短で2031年度の開院を目指しているということです。