【シェフ三國の簡単レシピ】キッシュなのに生地ナシ⁉具材は長ねぎ⁉お手軽な「ネギキッシュ」に挑戦!

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管理栄養士のともゆみです。筆者はキッシュが大好きで、レストランでメニューにあれば必ず頼むほど。家でも作りますが、”生地なしのキッシュ”なんていう不思議なものは作ったことがありません。キッシュって生地があるからおいしいと思っていましたが、三國シェフは生地を省いて簡単に出来るレシピをYouTubeで公開していたんですよ。三國シェフがおすすめしているのでおいしいのかも…と思い試してみることに。

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三國清三さんは日本を代表するフランス料理のシェフ。三國シェフのYouTube動画「オテル・ドゥ・ミクニ」は筆者もよく見ていて、ちょっと手が込んでいたりすることもあるんですが、やっぱり作って良かったと感動することが多いです。さすが一流シェフですね。


生地なし「ネギキッシュ」を作ってみた!

【材料】(直径20cmのスキレット1個分)
長ねぎ…150g
玉ねぎ…100g
ベーコン(ブロックタイプ)…80g
塩…ひとつまみ
オリーブオイル…小さじ2

〈アパレイユ〉
卵…2個
小麦粉…30g
粉チーズ…30g
生クリーム…150ml
こしょう…適量



【作り方】
1.  スキレットにクッキングシートを敷いておきます。



2.  長ねぎは5mmくらいの小口切りに、玉ねぎは粗みじん切り、ベーコンは5mmほどの角切りにします。



3.  フライパンにオリーブオイルを引き、中火でベーコンを炒めます。



4.  1分ほど炒めたら、玉ねぎを入れて炒め、さらに長ねぎと塩を入れてしんなりするまで炒めます。炒め過ぎると食感がなくなってしまうので、炒めすぎないように気をつけます。





5.  アパレイユを作ります。ボウルに卵を割り入れ、泡だて器でかき混ぜます。小麦粉を入れて、ダマがなくなるまで混ぜます。混ざったら粉チーズも入れ、同じくダマがなくなるまでよく混ぜます。



6.  5に4の炒めた具材を入れて混ぜます。



7.  生クリームを半分入れて混ぜます。混ざったら残りも入れて混ぜます。



8.  こしょうを入れて混ぜ、生地をスキレットに流し込みます。180℃で予熱したオーブンに入れ、40分焼きます。



9.  出来上がりです。余熱が取れてからカットして皿に盛り付けます。



生地なしでもすごくおいしい♡

あぁ、好き♡生地なしでもすごくおいしいです。生クリームがたっぷりと入っているので、クリーミーさと乳製品の甘さやコクが存分に感じられます。このアパレイユ、とてもおいしいです。おいしすぎて、生地がなくても全然もの足りなさを感じません!
チーズの味は温かいうちはあまりわからず、生クリームの存在感が強いですね。長ねぎがどっさりと入っていて、炒めた長ねぎの甘さと香ばしさがすごくいいです。あ、長ねぎが好きなのでもっとねぎだくでもいいかも。キッシュってほうれん草を使っているイメージが強く、長ねぎって珍しいなと思っていましたが、長ねぎってとってもよく合うんですね。新発見です。

完全に冷めてからも食べてみましたが、生クリームよりもチーズの味が濃く塩分も強く感じました。また、食感も温かいうちはふわふわだったのが、冷めるとプリンのようなプルプル食感になりましたよ。好みですが筆者は温かい方が好きですね。

長ねぎの栄養素は白い部分と緑の部分でそれぞれ違う

長ねぎの緑色の葉の部分は、β‐カロテンを多く含むので緑黄色野菜に分類されます。骨を強化するカルシウムや、造血作用がある葉酸も含みます。白い部分はビタミンCが多く、淡色野菜に分類されます。白い部分にツンとした香りのある辛み成分の硫化アリルをたっぷり含みます。硫化アリルはねぎの仲間やニラなどのねぎ属野菜に含まれる成分で、抗菌や抗酸化作用のほか、血栓の予防、消化促進などの働きもあります。


生地なしキッシュもはじめてだったし、長ねぎを具に使うこともはじめてでしたが、生地がなくても全く違和感ないどころか、こんなにおいしく出来るんだなと思いました。生地がないと時短になるし、経済的でヘルシーですよね。長ねぎも香ばしくてとてもおいしかったです。三國シェフの料理、今回もやっぱり作って良かったです。

簡単に出来るので作ってみてはいかがでしょうか。

参考文献:
からだのための食材大全 監修者 池上文雄 他 NHK出版