コロナ禍で問題が明るみになった「フラワーロス」とは?
女装パフォーマーのブルボンヌと、伝統芸能研究家の重藤暁を迎えた2月9日放送「西川あやの おいでよ!クリエイティ部(文化放送)」。
「きょうのクリエイティ部」では「『フラワーロス』をクリエイティブ!」というテーマでお届けした。
コロナ禍によりイベントの中止が相次ぎ、お花の需要が減少したことで供給とのバランスが崩れてしまい、イベントや催し物が再び開催されるようになった今でも廃棄される花が増え続けている。
今日は、そんな「フラワーロス」の現状と取り組みについて、一般社団法人 フラワーライフ振興協議会 代表理事・松村吉章さんへの取材を交えながら考えていく。
西川あやの「『フラワーロス』っていう言葉、ご存知でしたか?」
ブルボンヌ「実は特集テーマとして聞いた瞬間に考えて、ペットロスとかタレントさんのロスみたいな悲しむほうと、フードロスみたいな余るほうのどっちかだろうなって思った時に、じゃあ余るほうだろうなって感じで、ようやく知った感じよ」
西川「(松村さんのお話によると)フラワーロスによる経済損失は最大で年間1500億円ですって」
重藤暁「(廃棄された)本数は10億本でしょ?」
西川「と、おっしゃっていましたね」
ブルボンヌ「コロナ禍はほんとに悲惨というかさ、本来(お花が)飾られるべきイベントとかが無くなったから大変だけど、そういうのが無い時期でも当たり前のように3割くらいは廃棄みたいになってるってことでしょ?」
西川「そうなんですって。コロナ禍はコンサートとかも無かったですし、新しい飲食店も出づらいとか、お花が出る所が減りましたけど、コロナの流行によってそうなったというよりは明るみに出たというか、可視化されたというか気付けたみたいな側面もあるみたいですね。で、認知度が低いっていうふうにお話しされていたんですけども。市場に出るお花は規格が決まっているので、そういったところで、お客様の元までに届かないお花があるようなんですね」
ブルボンヌ「いまはそういう規格外のものとか、ちょっとだけ時間が経ったものとかを集めて『サステナフラワー』みたいに名付けて、本来の花屋さんじゃないスーパーマーケットとかに出すみたいな取り組みも動き出してるよね」
重藤「いまブルボンヌさんがおっしゃったサステナフラワーみたいに、なにか一個ネーミングをつけると流通しやすくなるから、それでなんとかこのフラワーロスを防げるんじゃないか、ってふと思いました」
ブルボンヌ「お花屋さんの知り合いに話を聞いたら、フラワーロスに対して動き出しているのは知っていて、町のお花屋さんに『その取り組みで出しませんか?』みたいなのも来たりは今はしてるらしいのね。ただ正直、売っている側からすると二次利用のときって、たとえばドライフラワーにするとかドライフラワーをキャンドルに溶かし込むとか、いわゆる売り時じゃなくなった物を素敵なまま使うやり方って色々あるはあるんだけど、今度はその手間の問題があるから、そこを最初のところから全部やって最後まで面倒見るのは厳しいかもしれないから、上手くバトンを渡すようにできるといいかもね」
さらに、フレッシュネスバーガーによるフラワーロス削減への取り組みや、お花を長持ちさせる方法などについても話した。