「僕はミシャさんとは逆」バランス重視の横浜FC・四方田監督、それでも「大胆になることの重要性も頭に叩き込んでいる」
ここ数年、昇格と降格を繰り返している我々にとって、J1定着は直面している一番の課題。J1定着できるような基盤をしっかり作っていくことも現場として考えていきます」
1月7日の新体制発表会で、横浜FCの四方田修平監督は力強くこう宣言した。
そして勝負の2023年を迎えたが、横浜FCは開幕から10戦未勝利というまさかの苦境に陥り、最下位に低迷。いきなり降格危機に瀕することになったのだ。
「シーズン初勝利は5月のアルビレックス新潟戦でしたけど、勝てなかった10試合もずっと同じやり方で戦ったわけじゃなくて、変化や工夫を試みました。課題が出るたび一つひとつ改善させ、手応えは感じたんですが、また違った課題が出るという繰り返しで、3分7敗というところまで来てしまった。
そうなると抜本的に何かを変えないといけない。その段階では失点が非常に多かったので、フォーメーションを4バックから5バック(3バック)に移行し、守備的な戦いをベースにしたんです」と、四方田監督は序盤の苦悩を打ち明ける。
そこからチーム状態が少しずつ上向き、川崎フロンターレやヴィッセル神戸、横浜F・マリノスなどに勝利。名古屋グランパスや浦和レッズにも引き分けるなど、上位陣とも互角以上の戦いを見せられるようにもなった。
「ただ、良い試合が持続できなかった。今のJ1は実力的に拮抗していて、どこにもチャンスがあるリーグ。僕らも『勝てそうだな』という試合はいくつもありましたけど、安定感のある戦いができなかったですね。
『夏に小川が抜けた影響が大きかった』とも言われますけど、必ずしもそうではない。確かに1人で量産する人間はいなくなりましたが、いろんな選手が取るようになって総得点は増えた。前向きな感触は抱いていたんです。
だからこそ、33節の湘南ベルマーレ戦(0-1)に勝ちたかった。あそこが大きな分かれ目になったのは確か。本当に監督としての実力不足を強く感じました」と、四方田監督は悔しさを滲ませる。
