鉄腕タイソンのドラマが生まれた舞台で決戦へ! 米専門サイトも井上尚弥のネリ戦が5月6日に東京ドーム開催と報道
ネリとの対戦を待ち受ける井上。世界が熱視線を送る防衛戦は大きな注目を集めそうだ。(C) (C)Takamoto TOKUHARA/CoCoKARAnext、(C)Getty Images
いよいよ一大決戦の開催が決まりそうだ。現地時間1月24日、米ボクシング専門サイト『Boxing Scene』は、世界スーパーバンタム級4団体統一王者の井上尚弥(大橋)と、元世界2階級王者ルイス・ネリ(メキシコ)によるタイトルマッチが、来る5月6日に東京で開催されると伝えた。
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日本はゴールデンウイーク真っただ中。日本ボクシング界が生んだ怪物は、これ以上にない環境で防衛戦を迎えそうだ。同メディアによれば、舞台は東京ドームになることが「決定的だ」という。報道通りとなれば、同会場でボクシングイベントが行われるのは、1990年以来の快挙だ。
ちなみに過去に2度の東京ドーム興行を実現させたのは、いずれもマイク・タイソン(米国)だ。1度目は1988年3月21日にドームの“こけら落とし”として行われたトニー・タッブス(米国)戦で2回KOと圧勝。2度目は1990年2月11日のジェームス・ダグラス(米国)戦。この時は10回KOで初黒星を喫して王座から陥落していた。
過去2度の興行はいずれも5万人超の観客を集め、熱狂を生んだ。そんなボクシング界にとっても小さくないドラマが生まれた舞台で、メインとなれば、日本人史上初の興行を井上は実現させようとしている。『Boxing Scene』は「2度の違反を犯し、JBCから厳罰を下されたネリが日本でふたたび戦えるかは保証されているわけではない」としつつも、「交渉を行ううえでイノウエが24年に東京ドームやサウジアラビアといった大舞台で戦うための積極的なアプローチが取られた」と指摘した。
日本でもネームバリューがある“悪童”ネリと拳を交える井上。彼にとって史上最大級とも言える大舞台となるが、世界が恐れる怪物は「最凶」の挑戦者といかなる勝負を見せるだろうか。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]