築古団地で快適な暮らしを実現。母子3人暮らしでもすっきりお気に入りの家に
築古の団地で心地よく暮らしているいるインスタグラマーのmarco(マルコ)さん。じつは、もともと団地にはあまりいいイメージがなかったそうですが、実際に住んでみると、思っていた以上に快適であることに気がついたといいます。自分と同じような境遇の人にポジティブなイメージを届けたいと思って始めたインスタグラムは、現在1.7万人のフォロワーがいる人気アカウントに。子どもたちと3人暮らしをするmarcoさんに、心地よく暮らすための方法について教えてもらいました。
快適な住まいづくりで意識した4つのこと
家賃が決め手となり団地に住むことを決意。ただ、そのときには新築の家でないと快適に暮らせないのではないかと心配していたそうですが、実際に団地に住んでみると日当たりがよく、充実した収納スペースがあり、古さも気にならず、とても満足できるものでした。団地よりも新築の家の方がよさそうだという自分の中での認識がガラリと変わったことも、前向きでポジティブな生活を思い描くために役立ちました。
リビングや寝室などの部屋割りは家族がいつも近くに感じられることを、そして家全体を快適に過ごす空間にするために下記の4つの事柄を意識しました。
(1)低めの家具を多めにする
「視覚的にも風通しのよさを感じさせるため、家具は目線よりも低めのものを多く取り入れています」
(2)収納は余白を残す
「押し入れや収納棚の中は、風通しがよくなるように8割収納を意識しています。また、襖を閉めてしまうと雑な収納になってしまいそうなので、常にキレイな状態にしておけるよう襖はあけっぱなしにしています。部屋が広くなったように感じられたり、収納量が増えたらすぐにわかることもメリットです」
(3)ものの量を減らす
「いつでも簡単に掃除ができるよう、家の収納スペースにおさまりきらないものは手放しました。掃除の際、大量に置かれているものをどかすところから掃除を始めなくてもいいので、掃除のハードルが下がりました」
「生活必需品などのストックも、収納スペースに入る分だけ持つようにしています。ネットスーパーなどを利用すればすぐに届けてもらえるので、ストックをたくさん用意しておかなくてもあまり不便さは感じません」
(4)お気に入りのスペースをつくる
「子どもたちが笑顔で暮らしていくためには、母親が笑顔でいることも大切だと思います。笑顔でいるためには、気持ちに余裕をもつことが大切。だからこそ、自分自身が毎日気持ちよく過ごすためのリフレッシュできる空間をつくりました。たとえば、デスクまわりのスペースは好きなものばかりを集めたお気に入りの空間になっています」
「大きなスペースではなくても、お気に入りの花ビンを置けるスペースを設けたり、キッチンやトイレの壁に自分の好きなアートを飾ってみるだけでもOK。家の中のどこかに自分だけのお気に入り空間をつくると、簡単に元気をチャージすることができると思います」
家が整うと、気持ちにも余裕が生まれる
「自分の好きなものや今の自分にとって必要なもので家を構成すると、部屋がすっきり整うだけでなく、嫌なことや面倒くさいとこを考える頻度が少なくなることで時間が有効に使えるようになったり、自己理解が深まり自分に自信がもてるようになるなど、マインド面でもよいことがたくさんあります」