大谷翔平ら獲得でもドジャース戦は「楽勝」? ジャイアンツのユニーク仕掛けが話題に「“攻撃”と見ないわけにはいかない」

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ミッキー・マウスの帽子をドジャース戦で配布するというジャイアンツ。彼らは大谷らが加わったライバルを恐れてはいない。(C)Getty Images

 今シーズンのメジャーリーグは、「対ドジャース」への意識が強まっており、早くもユニークな“仕掛け”を行うチームも現れた。

 米球界内でドジャースが意識される理由は単純明快。今オフに彼らが歴史的な大補強を展開したからだ。昨年末に大谷翔平と10年総額7億ドル(約1015億円)の超巨額契約を成立させて世界を驚嘆させた名門は、その後もタイラー・グラスノー、山本由伸、テオスカー・ヘルナンデスと契約。もとからスター集団だったチームのネームバリューは、より高まった。

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 いわば“銀河系軍団”を作り上げたドジャース。無論、ターゲットをことごとく出し抜かれた各球団は彼らに対する対抗心を燃やす。同じナショナル・リーグ西地区で、「因縁のライバル」として認知されているジャイアンツは、ファンにドジャースに対する闘争心を植え付けようと動いている。

 現地時間1月18日、ジャイアンツは今年6月30日に本拠地で開催されるドジャースとの一戦で、ミッキー・マウスの帽子を先着1万5000人の来場者にプレゼントすると発表した。北米スポーツにおいて同キャラクターは、相手を「楽勝」や「簡単」と揶揄する際に使うスラングでもあり、“銀河系軍団”も恐れるに足らずとアピールしたいのだろう。

 この皮肉めいた仕掛けは、早くも大きな反響を呼んでいる。米専門サイト『Dodgers Nation』は「このプロモーションに隠された正確な狙いを知る術はない」と前置きしつつ、「ドジャースへの“攻撃”と見ないわけにはいかない」指摘。さらに米メディア『Bleacher Report』も「6月30日はディズニーランドデーではある」としたうえで、「ドジャースと彼らのファンはあのプレゼントが球団への当てつけだと認識するはずだ」と論じている。

 早くもライバル関係がヒートアップしている感があるドジャース。今シーズンは彼らと対峙するチームの“仕掛け”にも注目しがいがありそうだ。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]