【日本ハム】かつての首位打者 松本剛からポジションを奪い取れるか し烈な外野手争いが期待される「選手の名前」
主砲としての働きが期待される野村のポジション争いも注目となりそうだ (C)KentaHARADA/CoCoKARAnext
2年連続リーグ最下位からV奪還へ、今オフは様々な大型補強など含め、「本気度」が感じられる日本ハム。
FA権を取得した左腕エース・加藤貴之投手の残留に成功したことから始まり、今オフはオリックスからFA権を行使した左腕、山粼福也投手を複数球団との争奪戦を制し獲得。さらには投打ともに助っ人外国人選手の獲得も続々発表されており、来る2024シーズンへ向け、着々と戦力を整えている。
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投打ともに厚みが増す中、気になるのは、レギュラー争いだ。各ポジションし烈な争いが繰り広げられることが予想されるが、今回はレフトのポジションについてみていきたい。
昨シーズン、チームトップとなる99試合にレフトでスタメン出場を果たしたのが、松本剛外野手だ。2022シーズン、打率・347と脅威の打率を残し自身初の首位打者に輝き、頭角を現した松本も昨季は自己最多となる134試合に出場しながら、打率.276、3本塁打、30打点とやや数字を落とした。
巻き返しを誓う今季、再び首位打者に輝いたシーズンのような勢いが取り戻せるかが注目となる一方で、昨シーズン中盤からレフトのポジションに挑戦、21試合でスタメン出場を果たした野村佑希も定位置争いのライバルとなりそうだ。
野村といえば、これまでは主にサードを守る機会が多かったが、昨シーズンは途中から清宮幸太郎とコンバートされる形で一塁手にも挑戦。さらにチーム事情によりレフトの守備位置につくことも増えた。
内外野に挑戦することで課題は多くあるものの、これも清宮、万波中正と共に「KJM砲」と中軸としての活躍が期待される打撃を生かすための処置ともいえる。
昨年は本拠地エスコンフィールドでのチーム1号を含め、前半戦だけで8本塁打をマーク。夏場に失速したものの、爆発力はチーム屈指とも認められており、今季こそ4番定着が期待されている。まずは得意の打撃でアピールを続け、し烈な外野手争いの一角にも食い込みたいところだ。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]