M-1惨敗ネタ「見せ算」にSNS沸騰、練習サイトも登場 「ゆっくりやってこんなもん」さや香・新山の記録は?
お笑いコンビ「さや香」の新山さんが2023年12月25日、24日の漫才日本一決定戦「M-1グランプリ2023」(ABCテレビ・テレビ朝日系)で披露したネタで話題となった「見せ算」を練習できるサイトが誕生したことを受け、挑戦したとX(ツイッター)で報告した。
「四則演算では足りない」
さや香は昨年大会に引き続きファーストラウンドを1位通過し、最終決戦では「令和ロマン」「ヤーレンズ」と争った。ここで採用されたのが、「見せ算」をテーマにした漫才だった。ネタでは、新山さんが令和の時代には「四則演算では足りない」とし、5則目の「見せ算」を考案したと切り出す。
新山さんは見せ算を、数字と数字を見せ合わせた時に、互いが「どう思うか」を察し、答えとなる「眼(がん)」を求める式だと解説する。「1見せ1」では、1が互いに「恥ずかしい」と思い、立ち去ることから、眼は「0」になるという。新山さんは、人間が他人と服装が被った際に「恥ずかしい」と感じるのと同様だと説く。
異なる数字同士の式では、大きい数字が眼になる。「小さいものが大きいものを見ると(どう思うか)」を考えるといい、例えば「1見せ5」の場合、1は5を見て「怖い」と立ち去り、「5」が眼となる。ほかにも、形状が似た数字を扱う際の応用ルールなども存在する。ネタは見せ算のプレゼンに終始した。
結果として7人の審査員票のうち、さや香は0票、ヤーレンズは3票。令和ロマンが4票を獲得して19代王者に輝いた。大会終了間際には、さや香の1本目のネタに「98点」と高得点を与えた審査員・山田邦子さんが、2本目のネタを「全然よくなかった」と評し、周囲が爆笑するまま大会は幕を閉じた。
「まあゆっくりやってこんなもんかな」
一方、見せ算はSNSを中心に話題を呼び、X上では「学校で大ブームになるだろうな」「長男、さっそく真似っこしてる」といった声も多く上がった。さらには、「一桁の見せ算」の練習問題に取り組めるサイトも誕生しており、すでに多くの人がチャレンジしているようだ。
新山さんは25日、XでサイトのURLを共有し、「まあゆっくりやってこんなもんかな」と問題に挑戦したと報告。全20問を19.55秒でクリアしたと伝えた。
投稿に対し、19.39秒でクリアしたという6人組お笑いグループ「ザ・プラン9」のヤナギブソンさんが「勝ったわ」と反応すると、新山さんは、「早!!!!負けました!!!」としつつ、「それでは見せ算の続きを教えましょう」と笑いを誘った。