タモリ、“地球沸騰化の時代”に震撼「本当に今、地球が危ない」

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“大谷翔平選手の軌跡”や“富士山噴火”など、さまざまな事象を取り上げてきたテレビ朝日の大型特番『タモリステーション』。

12月15日(金)、その最新作が放送される。

今回のテーマは“気候変動”。

“地球沸騰化の時代”が到来したといわれる今、番組では気候変動が引き起こす負の連鎖を総力取材。

その震撼の内容に触れたMC・タモリが、「今、地球が危ない」と警鐘を鳴らした。

気候変動の原因といわれる地球温暖化は今、どのくらい進んでいるのか。

番組では、1880年以降の世界の平均気温を視覚的に表したNASA制作の映像を公開。

すると過去140年間で地球の平均気温が1度以上、上昇していることが明らかに。

専門家によると、このままいくと2040年には1.5度上昇を記録することが予測され、しかも2度上昇してしまった場合、地球は取り返しのつかない状況になりうるとわかり、タモリもがく然とする。

◆カナダ、ハワイの山火事を緊急取材!

番組では、山火事と地球温暖化の深いつながりにスポットを当てる。

カナダ屈指の観光地・ケロウナで起きた山火事を大規模化させた異常気象とは?

山火事が眠れるウイルスをよびさまし、未知の感染症のリスクをもたらすという話も飛び出し、温暖化を元凶とする恐ろしい連鎖に目を向ける。

また、火災発生から4カ月、市街地が丸ごと焼失したハワイ・マウイ島の古都・ラハイナにカメラが潜入。

この大規模火災にも、気候変動が大きく関わっていたことが判明する。壮絶な取材から浮かび上がってきた真実とは?

さらに、今ヨーロッパで起きている“干ばつ”と“大雨”の二極化にも注目。

原因は偏西風の蛇行だとされているが、いったいどういうメカニズムなのか?

そして、この偏西風の蛇行は、日本にも多大な被害をもたらす可能性が。日本にとって深刻な打撃となりうる、その影響とは?

◆メカニズムを可視化実験!

富士山噴火をテーマにした前回、マグマ再現実験が話題を呼んだが、今回もスタジオで2つの実験を展開。

“偏西風の蛇行はどのように起きるのか”、“ハリケーンがどのようにできるのか”を実験により可視化。

タモリは「おもしろい!実験をやると理解が深まる」と、そのメカニズムに感心していた。

このほか、冬の異常気象“ドカ雪”の原因のひとつ、“線状降雪帯”もクローズアップ。

決死の観測作業に同行取材した貴重な映像も公開される。

◆“転換点”まであとわずか!

日本列島で相次ぐ異変も考えていく。

2023年、記録的な猛暑や豪雨に見舞われた日本。実は、日本近海の海水温の上昇率は世界平均の2倍だという。

そんな海の異常が気象にはもちろん、生物にも大きく影響を与えており、北海道でブリの漁獲量が急増するなど異変が続出している。

それらはめぐりめぐって陸の生物にも連鎖。現在、各地でクマの出没が相次いでいるが、暖冬のため冬眠入りが遅れる可能性が。

番組では今、日本を襲う前代未聞の危機を深掘りしていく。

◆タモリ、間近に迫った転換点に震撼!

収録を終えたタモリは「気候変動の仕組みがだいぶわかりましたね。これまで地球温暖化のニュースはさまざま目にしてきましたが、それらの“点”が、この『タモリステーション』で“線”になってつながりました」と、今回の内容に衝撃を受けたことを告白。

普段の生活でも、「寿司店で季節感を味わえなくなりましたね。以前は季節ごとに旬のうまいネタを食べさせてくれたのですが、今は、もう全然違いますよ。ネタの季節と産地がめちゃくちゃになっています」と温暖化をひしひしと実感していたと語る。

さらに「転換点から先は、もはや人間が何をしようが引き返すことができない状況になりうるんです。そのポイントが間近に迫っているということが、いちばん怖いですね。本当に“今、地球が危ない”…。ぜひこの番組をご覧になって、次の世代のことを少しでも考えて行動していただきたいですね」と、視聴者に向けてよびかけていた。