XFN-ASIAによると、張暁強・国家発展和改革委員会副主任は、瀋陽で行われた経済会合のなかで、中国のGDP(国内総生産)が2010年に3兆2000億ドル(約381兆円)に達する見通しだと述べた。国営新華社通信が報じた。1人当たり実質GDPは2400ドル(約28万6000円)の見込みで、現在のフランスやイギリスなどと同程度の水準となる。2005年のGDPの実績は2兆2000億ドル(約262兆円)、1人当たり実質GDPは1702ドル(約20万3000円)だったので、向こう5年間でGDPは1兆ドル、1人当たりGDPは約40%上積みするものと予測している。

  一方、貿易総額は2010年に2兆ドル(約238兆円)に達する見込み。2005年の総額は1兆4000億ドル(約167兆円)だった。

  GDPの成長予測に関しては、邱暁華・国家統計局局長が7月に、2010年までの中国の年平均GDP成長率が、公式目標値である平均7.5%を上回る勢いであるとの見解を示している。2005年の成長率は前年同期比10.2%、2006上期は同10.9%だった。 【了】