最下位・横浜FC、最終節は敵地で鹿島に敗れる…1年でのJ2降格が決定

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 明治安田生命J1リーグ最終節(第34節)が3日に行われ、横浜FCのJ2リーグ降格が決定した。

 前節・湘南ベルマーレとの直接対決を0−1で敗れた横浜FCは、17位に転落した柏レイソルとの勝ち点差「3」で最終節を迎えた。しかし、両チームの得失点差は柏が「−14」、横浜FCが「−26」となっており、横浜FCの逆転残留には最終節での“奇跡”が必要な状況となっていた。

 そんななか、横浜FCは敵地で鹿島アントラーズとのJ1最終節を迎えた。試合は18分に師岡柊生がループシュートを放つと、マテウス・モラエスがこれを防いだが、こぼれ球を鈴木優磨が押し込んで鹿島が先制に成功した。さらに41分には師岡の折り返しに松村優太が合わせて追加点を挙げ、鹿島の2点リードで前半を折り返した。

 後半に入り、63分にカプリーニが強烈な左足でのミドルシュートを突き刺し、横浜FCが1点を返したものの、最後まで追いつくことはできずに試合はこのままタイプアップを迎えた。

 この結果、勝利した鹿島は7試合ぶりの白星で今季を締めくくった。一方、敗れた横浜FCはキックオフ時刻が変更となった柏の試合が終了する前に最下位が決定。今季J1昇格を果たしたものの、わずか1年でJ2に降格することが決定した。

【スコア】
鹿島アントラーズ 2−1 横浜FC

【得点者】
1−0 18分 鈴木優磨(鹿島アントラーズ)
2−0 41分 松村優太(鹿島アントラーズ)
2−1 63分 カプリーニ(横浜FC