「埼玉県内しか走らない夜行バス」がある? 1年に1回大活躍の異色ルート 終点には朝3時着
普段からあると便利かも?
埼玉県内完結の夜行バス、その名は「秩父夜祭かえるライナー」
毎年12月3日には埼玉県秩父市内で「秩父夜祭」が開催されます。この日は秩父に通じる秩父鉄道線、西武秩父線とも数々の臨時列車が運行されますが、そのなかで異色といえる"バスのアクセス”が存在します。
秩父鉄道観光バス(画像:秩父鉄道)。
それが、秩父鉄道観光バスが「秩父夜祭」開催日に運行する「秩父夜祭かえるライナー」です。秩父鉄道の秩父駅を12月3日の23時に出発。途中、高崎線沿線の主要駅を経由し、終点のさいたま新都心に3時頃到着します。
「秩父夜祭かえるライナー」へ乗るにはツアーへの申込が必要です。貸切バスのため厳密には夜行バスとは言えないものの、運行は毎年恒例となっています。2023年12月3日運行便の申込は11月24日(金)に終了しています。ちなみに参加料金は5500円です。
秩父エリアと県中央部エリアは同じ埼玉県内であるものの、鉄道で行き来する際は乗り換えが必要になります。また、秩父鉄道や西武鉄道の終電が22時台前半のため、鉄道利用であれば夜祭を最後(22時)まで楽しむことができません。この「秩父夜祭かえるライナー」を利用すれば、最後まで秩父夜祭を満喫し、バスで帰ることができるという点が利点です。
普段は同じ県内でも結びつきが薄い秩父エリアと県中央部エリアですが、世界的な祭りの開催日だけは「乗り換えなし」で直結されることになります。