QTファイナルステージ第2日に出場した菅楓華【写真:Getty Images】

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QTファイナルステージ第2日

 国内女子ゴルフの2023年クォリファイングトーナメント(QT)ファイナルステージは29日、静岡県・葛城GC宇刈C(6421ヤード、パー72)で第2日が行われ、首位で出た菅楓華(日章学園高)が5バーディー、2ボギーの69で回り、通算7アンダーで首位タイをキープした。11月の最終プロテストに合格したばかりのルーキーは「今の実力でここまで来られるのはビックリしている」と、プロ初舞台での好スタートに正直な胸の内を明かした。

 2023年JLPGAツアーのシード選手で翌年度のシード権喪失選手、2週前の大王製紙エリエールレディス終了時点のメルセデス・ランキング56位から70位までの選手に加え、QTファーストステージからの進出者など、104人に出場資格がある今回のファイナルQT。菅は風の強いコンディションに「風の計算も間違って、オーバーしたところもあった」と説明。それでも前半だけで4バーディーを奪取し、新垣比菜とともに首位を維持した。

 宮崎出身の18歳は現役高校生。今年のプロテストには5位で合格した。ここ2日間は「結構耐えるところはしっかり耐えられているのがいいかなって。チャンスが来た時にしっかりそこで取っているっていうのが大きいと思っています」と分析。プロ初舞台での首位に「今の実力でここまで来られるのはビックリしている」と正直に告白するも、「もう何も気にせず、ただQTを通過すればいいと思っているので、もう1位とか関係なく通過することだけを考えてやっています」と冷静に前だけを見据えている。

(THE ANSWER編集部)