小島可奈子は介護と子育て、経営の毎日「ADHDの娘に、いろんな道や生き方を伝えたい」【1990年代人気グラドル 波乱万丈の今】
「叔父と父をヘルプしながら、子育てと自分の会社の業務をこなす毎日です(写真・諸永恒夫)
1990年代、本誌を飾った人気グラドルに再会してビックリ、現役時代よりもっと美しくなっていて――。小島可奈子(48)が娘との日々を明かす。
グラビアをやっていた20代のころは充実していたけど、自己肯定感が低くてしんどかったですね。そんな葛藤の末に、2006年にヌード写真集を出しました。“脱いだら終わり”的な恐怖もあったけど、30代を迎えて「やってみよう」と。服だけじゃなくて、心の殻も脱ぎたくなったんです。
女優のお仕事も大好きだったんですが、ある2時間ドラマで橋から落とされるシーンを撮ってて。炎天下、死体の演技をしてるとき、ふと「私が芸能界でやりたいことはすべて終わった」と感じたんです。自分の「何か」が変わったんだ、やめどきだなと。その1年後に結婚しました。
今の生活は、育児と介護と仕事。施設に入っている叔父と、慢性心不全の父をヘルプしながら、子育てと自分の会社の業務をこなす毎日です。
小学4年生の娘はADHDで、特別支援クラスに通っています。天真爛漫な娘も思春期に入り、他者と比較して思い悩むことが増えてきました。
今回は、娘にいろんな道や生き方があることを伝えたくて、一緒に撮影させてもらいました。娘は、写真や動画が大好きなんです。私に似たのかな(笑)。
こじまかなこ
1975年9月17日生まれ 1996年に地元の福岡でスカウトされ、グラビアデビュー。女優としてもドラマ、映画で主演を務め、2011年の結婚後は、福岡に拠点を移す。2017年、美容ドリンクの販売会社を設立