イルミネーション点灯イベントに登壇した二階堂ふみとGACKT

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　GACKTと二階堂ふみが14日、埼玉県さいたま市のコクーンシティで行われた映画『翔んで埼玉　〜琵琶湖より愛をこめて〜』（11月23日公開）のイルミネーション点灯イベントに登壇した。

　本作は『パタリロ！』シリーズの原作などで知られる魔夜峰央の漫画を、GACKTと二階堂主演で実写化した映画『翔んで埼玉』の続編。埼玉県民が東京都民から虐げられている架空の世界を描いたコメディーで、二階堂ふみが東京都知事の息子で東京屈指の名門校の生徒会長を務める壇ノ浦百美、GACKTが容姿端麗なアメリカ帰りの転入生・麻実麗を演じる。会場にはGACKTと二階堂のほか、共演者の加藤諒、益若つばさも登壇した。

　GACKTは会場に詰めかけたファンを見回し、「みんなこんな寒い中、本当にありがとうございます」とあいさつ。会場のファンから大声援が送られるなか、「こんなに寒いので、このイベントもぱっぱと終わらせて帰ろうと思います」とジョークまじりのコメントを飛ばしてにっこり。「寒くないよ〜」とファンから声が飛ぶと、「そんなこと言ったら2時間くらいやっちゃうよ」と返して大歓声を浴びていた。

　点灯式のカウントダウンでは「3、2、1」との掛け声に、「このレベルじゃいけない。埼玉ってこんなものなの」とため息。観客をあおってみせ、大歓声と共にカウントダウンをやり直し「埼玉に光を！」のかけ声で点灯を祝う一幕もあった。

　45万球を使用したというイルミネーションツリーが無事に点灯すると、ツリーの感想を求められたが、ここでも「非常に埼玉っぽく……」と意味深なコメント。「このイルミネーションも埼玉っぽくみんなが楽しんでくれればいいなと思います」と終始、麗になりきった独特の言い回しで呼びかける。自宅でも毎年クリスマスツリーを飾っているというGACKTは「いつもクリスマスツリーがあります。11月の終わりから2月の半ばまで飾ってます」と紹介した。

　ファン待望の続編となった映画については、前作を振り返りながら「パート1は埼玉の人だけでなく他の県の人も巻き込んだ非常に迷惑な映画になりました。埼玉の人は寛容な心で受け入れてくれたので、今回も受け入れてくれると思います」とコメント。パート2についても「この作品は僕らだけで完成しているわけではなく、ここにいるみんなが会場にいて、知らない人と感動を共有してはじめて完成します。この作品をぜひそれぞれの埼玉色に染めて盛り上げて行ってほしいです。僕もどこかでこっそり、プライベートで埼玉の映画館に観に行きたい」と語っていた。（取材・文：名鹿祥史）