『翔んで埼玉』続編で夫婦共演した藤原紀香と片岡愛之助

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　片岡愛之助と藤原紀香が夫婦役で共演した映画『翔んで埼玉　〜琵琶湖より愛をこめて〜』（11月23日全国公開）のジャパンプレミアイベントが24日に都内で開催され、夫婦そろってイベントに登壇した。この日は、GACKT、二階堂ふみ、杏、川崎麻世（崎はたつさき）、加藤諒、益若つばさ、和久井映見、アキラ100％、朝日奈央、武内英樹監督も来場した。

　本作は、『パタリロ！』シリーズの原作などで知られる魔夜峰央の漫画を実写映画化した『翔んで埼玉』（2019）の続編。東京から虐げられている埼玉の自由を求めて立ち上がった埼玉解放戦線の次なる野望が、日本を分割する東西対決へと発展する。

　結婚後初の共演作で夫婦役を務めた片岡と藤原。ともに前作の大ファンだといい、冷酷無慈悲な大阪府知事で“関西のラスボス”こと嘉祥寺晃を演じる片岡は「えっ、出してくれるんですか？喜んで！　とOKを出した」と回顧。しかし、「大阪生まれ大阪育ちのわたくしが大阪府知事。みなさんビックリされると思います。吉村（洋文）知事にも『あなたの役を演じます』と伝えてきました。絶対怒るかもしれませんが観ていただきたいと思います」と意外なコメント。

　というのも、「台本をいただいて、（嘉祥寺が）なかなかの言葉使いだったので、ヤクザの役ですか？　とちょっと驚いた」と明かした片岡。とはいえ、「みなさま愛を持ってディスらせていただいておりますので、楽しみにしてくださいませ」と呼びかけた。

　一方、嘉祥寺の妻の神戸市長役を務めた藤原は「武内監督率いる前作のキャストさん、スタッフさんが思いを込めてこんなにディスっているのに、故郷愛が全面的に出ていて大好きな作品だったので、お話をいただいたときにはうれしかった」とオファーを振り返る。また、「ハイカラで妖艶な神戸市長を務めさせていただきました」と自信ものぞかせると、「関西にはいろんな県があり、関東の方がまだまだいらっしゃったことがない土地があると思います。その土地を深く知ってもらえる映画になると思いました」と前作のファンだからというだけではない、本作出演の理由も明かした。

　また藤原は、衝撃的なシーンが登場するとも予告。「最初に台本を見た時はひっくり返りました。今は言えないサプライズのシーンもあります」と打ち明けると、「エンタメ界の端くれの一員として人を楽しませて、驚かせてなんぼということでお受けさせていただきました。本当にうれしかったです」としみじみと語った。（錦怜那）