『ロッキー』ポーリー役バート・ヤングさん83歳で死去
映画『ロッキー』シリーズなどに出演した俳優のバート・ヤングさんが今月8日、アメリカ・ロサンゼルスで亡くなったと The New York Times が報じた。83歳だった。死因は明かされていない。
1940年4月30日生まれでニューヨーク出身。イタリア系の一家に生まれ、The Hollywood Reporter によると、16歳になる前に年齢を偽って海兵隊に入隊、そのころからボクシングに打ち込み、退役後はボクサーやセールスマンをしながら、俳優のリー・ストラスバーグと知り合ったことをきっかけに演技を学び、俳優として活動するようになる。
シルヴェスター・スタローンが脚本・主演を務めた『ロッキー』(1976)で、ロッキー(スタローン)の親友にして、エイドリアンタリア・シャイア)の兄でもあるポーリーを演じ、アカデミー賞助演男優賞にノミネート。シリーズの常連として『ロッキー・ザ・ファイナル』(2006)まで出演した。
そのほか『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ』(1984)、「LAW & ORDER ロー&オーダー」(ゲスト出演)など、映画やテレビで名わき役として活躍。心に傷を負った元人気トランぺッターと孤児の少年の交流を描く『アンクル・ジョー』(1978)では主演と脚本を務めた。(編集部・入倉功一)