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全米映画俳優組合(SAG-AFTRA)のストライキによって製作に遅延が生じている『ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART TWO(原題)』の米公開日は現在も、以前発表されていた2024年6月が見込まれているという。残すところ8ヶ月、果たして本当に間に合うのだろうか。

米The Wrapは、2023年10月9日(現地時間)に掲載した記事の中で、現時点で公開日は当初の予定通りであることを伝えながら、撮影の進捗についても言及。ストライキ開始前時点で40%が完了していたという。2023年6月にはクリストファー・マッカリー監督も同様の内容を語っていた。

ところが、The Wrapの記事掲載から2日後の10月11日、ストライキに大きな動きが見られた。SAG-AFTRAと全米映画テレビ製作者協会(AMPTP)の間で行われていた交渉が決裂。両者には「大きな隔たり」があるとも報じられており、交渉は今後も長引くものとみられる。

本作のほか、ハリウッド映画では『デッドプール3(原題)』が2024年5月に米公開を控えているが、現地の広報関係者からは現行のスケジュールでの公開は「非現実的」といった声も出ていた。ストライキ終結が遅れるほど、公開延期の可能性は日に日に高くなっていく。両者納得のいく内容での一刻も早い契約合意が待たれる。

なお、2023年9月下旬の全米脚本家組合(WGA)ストライキの終結に伴い、脚本家たちは仕事に復帰。『スター・トレック』第4作や『ワイルド・スピード』最終作のような大作映画から「ストレンジャー・シングス」シーズン5、「ONE PIECE」シーズン2といったドラマまで、各プロジェクトで脚本作業再開の動き出しが見られている。

Source:The Wrap