収納が少ない、置く場所に困る、床置きのせいで掃除が不便…。そんな悩みがあるなら、壁面収納を検討してみましょう。もちろん、片づけられるものは限られますが、奥行きわずか10数?の壁づけ収納グッズを活用するだけで、いろんなことがスムーズに。ライフオーガナイザーの田川瑞枝さんが、自宅で使っている例を紹介。

Wi-Fiルーターの置き場所に

築18年のわが家は、少し古いタイプのマンションです。インターネットの情報コンセントはリビングに1か所しかありません。

入居時はデスクトップパソコンをその場所に置いて、LANケーブルを直接差して使っていました。当時の使い方としては、これで問題なし。しかし、Wi-Fiルーターを使うようになってから、問題が発生しました。

ルーターは15cm四方とコンパクトのもの。とはいえ、このリビングの目立つ場所にしか置けません。そのまま床に直置きするのは、蹴っ飛ばしそうで気が引けます。

 

一時期にはバスケットに収納していましたが、床置きだと余計にスペースが取られてしまいます。歩くときにその場所を避けて移動するため、行動動線にもムダが。

 

ロボット掃除機の動きにも障害が発生しました。何度も右往左往して、動きにムダがあります。そこで、ルーターを壁づけ収納にすることにしました。ルーターの幅は5?にも満たないので、壁に取りつける棚は、奥行きが狭いタイプを探しました。

 

選んだのは、無印良品の「壁に付けられる家具トレー」です。サイズは幅44×奥行き10×高さ8cm。色はライトグレーですが、見た目はほぼ白。

トレイなので立ち上がりがあるため、ものを置いても安定感があります。設置は、石こうボード専用の固定ピンを使って。将来はずすことになっても、壁にピン跡が目立ちにくい仕様です。耐荷重約2kgなのでルーターも問題なく置けます。

 

ロボット掃除機がスムーズに移動して、ムダなく掃除できるように。人が歩くときもよけずにすむので快適と、家族にも好評でした。

 

そのままむき出しだと目立つので目隠しを。鉄板製のA4書類トレイを利用しました。このトレイの透かし模様のカットが熱を放出し、ホコリ除けにも。

 

バスケットにしまっていたときより、壁からのでっぱりが20cm程度減りました。ストレスだった場所に壁面収納を採用しただけで、すっきり。

壁のキズを目隠し、かつ、インテリアのコーナーに

じつはわが家の壁には穴があいている場所があります。ちょうど下地のない場所に衝撃を加えてしまったため、へこんでしまったのです。

 

現在これを隠すために使っているのが、無印良品の「壁にかけられる観葉植物」を購入した際についてきたフレーム(筆者が購入したのは何年も前のもの)。

植物が枯れたあとに、そのまま飾り棚として流用しています。サイズは、14.3×14.3×4.5cmで、キズ隠しにはピッタリ。

 

植物はもちろんですが、飾り棚としても利用。今は秋仕様にしていて、キノコ形をしたろうそくを入れています。

リビングにはなるべくものを置きたくないのですが、このくらいなら許容範囲。やわらかい雰囲気も生まれました。

 

ちなみにクリスマスには、フィンランドの妖精の人形「トントゥ」を飾ることに。季節ごとに入れ替えて、ディスプレーを楽しんでいます。

 

「壁に付けられる家具」でお札をすっきり収納

わが家には神棚がありませんが、お札は毎年いただいてきます。神棚というと神殿タイプをイメージしがちですが、お札だけならそこまでのスペースは不要ですよね。

 

筆者は、ルーターと同じ無印良品の「壁に付けられる」シリーズの長押し(なげし)タイプで、神社のお札を収納。

 

サイズは幅40×奥行き4×高さ9cm。わずかな立ち上がりがストッパーになり、お札をキープしてくれます。薄い奥行きがスマートで、圧迫感がありません。

家具の側面を利用して飾り棚を設置

最後は、家の壁ではなくて、家具の側面を活用してインテリアにした例です。

子どもたち(現在は独立している)が、母の日や誕生日にプレゼントしてくれたお菓子が入っていた箱。デザインがかわいいうえに、記念日を思い出してしまうので、筆者はどうしても処分できずにいます。

どうぜ取って置くなら、しまっておかずに飾ることにしました。

 

自室のタンスの側面を利用しました。

 

棚として使っているのはワイヤータイプのウォールシェルフです。これは30年以上前に購入したもの。

木ネジではなく、押しピンで簡単に止められて便利。押しピンなので穴があきますが、目立たなそうなので、気にせず使っています。気分で飾るパッケージを変えて、思い出と一緒に楽しんでいます。

以上、わが家の壁面収納について紹介してきました。壁面をほどよく有効利用して、すっきりと暮らしたいですね。