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ヨシダタクミ(vo、g)、ユタニシンヤ(g)、ヤマザキヨシミツ(b)による3ピースバンドのsajiが、TVアニメ『とあるおっさんのVRMMO活動記』のOPテーマ「Magic Writer」を配信リリースした。現実と見まごうほどリアルな体験ができるVRMMOの世界を舞台に、主人公の冴えない“おっさん”が独自のプレイスタイルで“もう1つの人生”を楽しんでいるうちに注目を集めてしまう本アニメで描かれているのは、いわば自分自身の生き方を肯定して人生を謳歌することの大切さ。「Magic Writer」は、そんな本作のテーマを的確に捉えつつ、現代社会に生きるすべての人々の支えとなるであろう人生賛歌になっている。ヨシダが本楽曲で伝えたかったもの、そしてバンドマン/クリエイターとしてアニメ業界に関わる中で感じる自身の在り方について、話を聞いた。

INTERVIEW & TEXT BY 北野 創

好感度満点の“無害系おじさん”が活躍する、ひねりの効いたVRMMO活動記



――今回の新曲「Magic Writer」はTVアニメ『とあるおっさんのVRMMO活動記』のOPテーマになります。お話をいただいたときはどんな印象を受けましたか?

ヨシダタクミ いかついタイトルの作品だなと思いましたね(笑)。そこから原作を読ませていただいたのですが、設定としては主人公がゲームの世界に身を投じているので“転生もの”ではないにせよ、この手の作品でタイトルに“おっさん”を打ち出しているので、最初はリアルの世界で不遇をかこっている人が“俺TUEEE”系として活躍する内容なのかなと思っていたら、全然違っていたんですよね。主人公(田中大地)は冴えない感じの会社員のおじさんだけど、人生に悲観しているわけではなくて、むしろ人生エンジョイ勢なんですよね。新しいゲームが発売されたので、自分なりのやり方でのんびり楽しむっていう。

――確かに。その意味ではテンプレ的な展開とは異なりますね。

ヨシダ それと見せ方が上手いなと思ったのは、主人公が王道のスキルに頼って無双するのではなく、みんなが選ばないようなスキルを極めていくことで、周りの人たちがそこに需要を見出していくんですね。それがリアルな社会の一コマを描き出しているようにも感じました。いわゆる“無双チート系”も、普段うっぷんが溜まっている人間からするとカタルシスを感じられるので、僕もそういう作品が好きで読むことはありますが、『とあるおっさん〜』はそれとはまた別の角度から描かれていて上手いなと思いました(笑)。

――ヨシダさんは今作に寄せたコメントの中で「主人公のテンション感すごい好き」とおっしゃっていましたが、その理由は今のお話に通じるところですか?

ヨシダ そうですね。まず「無理をしていない」ところが素晴らしいし、そのうえで自分の人生を100パーセント楽しもうとしている姿勢もいいなと思いました。例えばこういう作品の場合、主人公は少しクセのある描かれ方をすることが多いじゃないですか。コンプレックスを抱えていたり、偏屈だったり。「俺は38歳、無職、童貞、女に振られること〇〇回」みたいな設定があると、そのフィルターを介して物語を見ることになりますけど、そういうギミックを用意しなかったのは潔いと思いましたね。単純に“無害系おじさん”っていう。僕は現実でもそういう人が好きなんですよね。応援したくなる。

――ちなみにヨシダさん自身は……。

ヨシダ 僕は“無害系”ではないと思います(笑)。有害かどうかは皆さんの判断にお任せしますが、僕は思ったことを良し悪しを含めて是か非かをつけながらしゃべるタイプなので。だから僕は自分にフラストレーションを溜めずに生きているのですが、逆にこの主人公は優しいんだと思うんですよ。我慢するところや受け入れて口をつぐむシーンがたくさんあるのですが、それでも「俺はこんなに我慢しているのに……クソが!」みたいに歪まないところがいいですよね。

――主人公に好感が持てる、というのは本作の大切な要素かもしれないですね。

ヨシダ そう。“おっさん”というワードで一見ネガティブに見せておいて、その“おっさん”が邪魔になるシーンがないというのは大事ですね。でも、言い方が悪いですけど、よくこのタイトルにしたなあと思って。だって“おっさん”という言葉が入っていることで、女性の読者層をバッサリ切ってしまう可能性があるわけじゃないですか(笑)。もちろん何かしらとっかかりを付けたくて、わざと入れたんだと思いますが。でも、中身は全然女の子でも楽しめる内容なんですよね。

――余談ですが、ヨシダさんは普段、ゲームをプレイされますか?

ヨシダ 僕は元々ゲームが大好きなんですけど、現行のゲーム機には全然ついていけてなくて。ちゃんとやり込んでプレイした最後の記憶はPS2(PlayStation 2)の頃なので、だいぶ前ですね。ただ、当時は相当やり込んでいて、「ドラクエ(ドラゴンクエスト)」と「FF(ファイナルファンタジー)」シリーズはめちゃくちゃ遊んでいました。あとは「サモンナイト」とかRPG系が好きだったので、いわゆるジョブやスキルみたいなものがある、この作品の世界観も受け入れやすかったです。

夢を追い続ける人も、別の道を選んだ人も応援する“無理をしない”人生賛歌



――そういった作品の印象を受けて、本作のOPテーマ「Magic Writer」を作るにあたり、アニメ制作サイドとはどのようなやり取りがありましたか?

ヨシダ 今回はオーダーらしいオーダーは特になくて、「オープニングらしい明るい感じでお願いします」くらいだったので、まず曲調としてはスウィングっぽいものにしようと決めて。歌詞は原作を読んだうえで、この主人公は冴えない会社員だけど人生を悲観していない、となったときに、人それぞれの生き方があっていいし、悲観せずに人生を楽しんでほしい、という気持ちを書こうと思いました。人間というのは大なり小なり夢や思いの芽生えというのがあって、その夢を叶えるために現在進行形で頑張っている人もいれば、夢は夢として今は全然違う人生を歩みながら幸せに暮らしている人もたくさんいるわけじゃないですか。だから、やりたいことをやれなくて鬱屈としている人にとっては応援歌であってほしいし、逆に夢は叶わなかったけど今の人生が幸せという人たちにも、ポケットの中にあるキラキラしたものを「これ、僕の思い出なんです」と言って人生を楽しんでもらえるような曲にしたいなと思って。「自分が望めばいくらでも自由に世界を描けるんだよ」という意味を込めて、“Magic Writer=魔法の絵描き”というタイトルにしました。

――夢を追う人への応援歌でありつつ、かつて夢を追っていた人に向けた視点も含まれているんですね。

ヨシダ これも自分が大人になったからかもしれないですね。僕は今30代なのですが、10代の頃からさんざん夢をテーマに楽曲を書いてきましたけど、やはり30歳を超えた辺りから、自分の人生の5年後・10年後はどうなっているかをリアルに考えるようになったんですね。僕らなりの30代の夢ってこういうもんなんじゃないか、みたいな。例えば今係長の人が部長になりたいと思うのも夢の1つだし、僕の年代で野球の世界に携わる仕事をしたいと思ったときに、プロ野球選手を目指そうとは思わないだろうけど、球団職員を目指す人はいると思うんですよね。だから誰かにとっての夢というのは、他人に推し量れるものではないし、皆さんが自分のポケットに夢や芽生えを入れていることで人生の張りになるのであれば、僕はそれを応援したい。逆に気持ちが燻っていると自分で思うのであれば、今から追いかければいいし。これはそういう曲ですね。応援歌ではありながらも、無理はしないでほしくて。

――sajiがアニメのOPテーマを担当するのは「星のオーケストラ」(TVアニメ『かげきしょうじょ!!』OPテーマ)以来になりますが、誰かの気持ちを後押しするという意味では同じベクトルを感じさせつつ、趣きやトーンはやっぱり違うなと感じたんですよね。そこは学生たちが主人公の『かげきしょうじょ!!』と、いわゆるおっさんが主人公の『とあるおっさんのVRMMO活動記』との違いでもあるのかなと思って。

ヨシダ 世代感を含めてチューニングを合わせている部分はありますね。『かげきしょうじょ!!』はまだ何者でもない10代の主人公たちが何者かになろうとしている、その門出を祝いながらも背中を押す曲なんですね。で、僕らにもかつてそういう時代があって、10代の頃の「音楽で飯を食いたい」「メジャーデビューしたい」といった漠然とながらも希望に満ち満ちたあの頃の自分とオーバーラップさせた曲なので、無限大の夢を追いかける少年少女という気持ちで歌っているし、すごく明るくて青い曲なんです。

――確かに青春時代のキラキラした希望が詰まった楽曲だと思います。

ヨシダ 一方、今回の「Magic Writer」に関しては、“無理せず歌う”というのをテーマにしていたんですよ。というのも『とあるおっさん〜』はいわゆる夢を追い求める話ではなくて、生き方の1つを描いた話で、おそらくこの主人公は自分の人生のゴールも何となく見えている時期にあると思うんです。このまま働き続けて、平々凡々と過ごしていく。でも自分の人生がつまらなかったとはまったく思っていなくて、単純に自分の人生の時間の使い方を考え出した時期にある。男っておっさんになればなるほど、趣味に没頭する人が多いじゃないですか。僕の周りにも急に家庭菜園にハマったり、DIYを始めた奴とかがたくさんいて。僕の2個上の先輩で、元々関東でバチバチにライブをやっていたバンドのベーシストの人がいるんですけど、その人は今、山形で野菜と果物を作って農家さんみたいになっているんですよ。僕はその人から毎年ぶどうを買っているから、今やただの生産者と購買者みたいな関係なんですけど(笑)。

――バンド仲間だったのに(笑)。

ヨシダ でも、バンドは今もやっているんですよ。ただ、彼にとってはバンドが第一選択ではなくて、バンドはライフワークで本業は農家さんになったんですね。他にも、仲のいいバンド仲間も最近オリジナルワインを作るのにハマっていて、なんなら長野に引っ越そうかなって言い始めていて(笑)。僕と彼はサウナ仲間でもあるのですが、やっぱり30代は自分の人生の主軸にあるものが変わってくる時期だと思うんですよね。そういう世代にも届ける意味もあって、“無理せず歌う”ようにしました。その世代の人に向けてテンション高く「さあ、夢を拓こう!」とか歌っても、その時期を越えての今だから(笑)。そういう人にも後ろ向きではない、人生賛歌みたいなものを歌いたかったんです。

――歌詞の内容だけでなく、歌声でも聴き手に寄り添うことを考えたと。

ヨシダ そうですね。必要以上にテンションを上げないために、無表情で電車に乗っている自分をイメージしながら歌いました。僕は乗り物が苦手で、乗り物で移動している時間がすごく嫌いなんですよ。そのつまらないと思っている時間をイメージして歌ったのは、人生の大半はつまらない時間を過ごしていると思うからなんですよね。だからと言って「俺の人生はつまらない人生でした」とは思わないし、全然楽しい人生なわけで。皆さんも日常の9割をつまらない気持ちで過ごしているとしたら、そのつまらない時間の間に聴いてもらえる曲にしたかったんです。それこそ通勤中とかにこの曲をぼんやりと聴いて、なんとなくスッと受け入れてくれるような曲であればいいかなと思って。

――そのお話を踏まえて聴くと、より日常に染みる楽曲に感じます。

ヨシダ 僕がこういうのもなんですけど、この作品のOPテーマは斉藤和義さんの「歩いて帰ろう」のような楽曲が合うと思ったんですよね。だから「Magic Writer」の曲調はスウィングにしたんですよね。

――なるほど。「歩いて帰ろう」は、いわゆるモータウンビートの跳ねたリズムですからね。

ヨシダ そうそう、まさしくモータウンみたいな曲調で。僕はモータウンビートが大好きで、前進バンド(phatmans after school)時代はよくそういう曲をやっていたんですよね。なので楽曲としてはむしろ得意とする範囲ではありました。

――アレンジに目を向けると、リズムのスウィング感に加えて、ブラスがふんだんに入っているのも本楽曲の特徴です。編曲には河合英嗣さんも参加されていて。

ヨシダ 「星のオーケストラ」と同じ布陣で、僕から河合さんにラブコールして実現しました。ブラスアレンジに関しては、「星のオーケストラ」のときに色々やらせてもらって信頼を寄せていたので、河合さんには「自由にお願いします」とお伝えして。イントロのギターに関しても僕はノータッチで、うちのギターのユタニ(シンヤ)と自由にやってもらいました。なので僕はずっと雑談していました(笑)。僕の歌のテンションを上げないようにした分、サウンドでメリハリをつけていただいて、僕らとの塩梅を考えながら素敵なアレンジにしてくださって、楽しくやれましたね。



ヨシダタクミが考えるアニメOPテーマの理想形、アニメ業界における自身の立ち位置



――sajiとしてアニメのOPテーマを担当するのは「星のオーケストラ」以来になったわけですが、OPテーマならではの工夫や苦労はありましたか?

ヨシダ それで言うと、最初にお話したような、この作品の主題についてはよく考えたうえで書きました。EDテーマの場合は、キャラクターの内面に焦点を当てたり、エピソードトークに繋がりそうな部分を書くのが、EDテーマらしさを出す技法だと思うのですが、OPテーマはまた別の役割があるので、そのバランスが難しかったですね。

――もっと作品全体のことを描く必要がありますものね。

ヨシダ そうですね。自分がバンドとして歌うことを考えながら作りました。

――ちなみにヨシダさんが思う、アニメのOPテーマの理想像は?

ヨシダ 『ONE PIECE』の「ウィーアー!」(きただにひろし)ですね。あれだけアニメに寄り添っていて、テンションを上げてくれて、冒険の始まりを感じさせてくれる曲はないと思いますし、アニソン抜きにしても超いい曲じゃないですか。未だにカラオケに行けばみんなで歌いますし。でも、どう聴いても『ONE PIECE』の楽曲なんですよね。歌詞の中で“One piece”って言ってるし(笑)。完全にアニソンなんだけど、作品を知らない人が聴いてもテンションが上がる。その垣根を越えてくる意味においてやっぱり名曲ですよね。

――バンドが歌うアニメ楽曲ではどうですか?

ヨシダ すごいなと思ったのは、UNISON SQUARE GARDENの「オリオンをなぞる」(『TIGER & BUNNY』OPテーマ)ですね。僕らが以前のレコード会社に所属していた当時、ベースの田淵(智也)くんにかわいがってもらっていて、飯とかに連れてもらっていたんですよ。その頃、僕らはまだアニメの楽曲を1曲しかやったことがなくて、それが『夜桜四重奏 〜ハナノウタ〜』のEDテーマだった「ツキヨミ」で、OPテーマはユニゾンだったんですね(「桜のあと (all quartets lead to the?)」)。そのときに色々教えてもらったんですけど、「オリオンをなぞる」はアニメの楽曲ではあるけど、俺たちはあくまでもロックバンドだからアニメから離れたときにもかっこいい曲にしなくてはいけない、という話をしていたんです。僕もその後にアニメの仕事を楽曲提供や制作も含め色々やらせてもらうようになってから、その意味がわかるようになりましたね。

――というのは?

ヨシダ そのアニメから離れたときにその楽曲が何物でもなくなってしまわないように、当時からバンドとしてあることのバランス感を考えていた田淵くんはすごいなと思いますね。

――確かに。あまり見本となる前例もなかったでしょうし。

ヨシダ そうなんですよ。余談ですが当時、田淵くんたちと集まったときに、「バンドはどうすれば長続きするか?」という話になったんです。そのときに田淵くんが「メンバーが喜ぶ曲をちょいちょい書くこと」と言っていて、なるほどなと思って。メンバーのテンションも上げる曲を作ることが秘訣だと言っていたのですが、今考えるとそれはすごく大事だなと思います。自分たちがやって楽しくなかったら、どれだけバンドが売れたとしても、辞めたくなっちゃいますから。

――ヨシダさんも楽曲を作る際は、メンバーのことも意識する?

ヨシダ もちろん。アルバムを作るときは、毎回メンバーにリクエストを募りますから。「どんなのやりたい?」って聞いて「こういうのがやりたい」って言われたら書くので。その楽曲が結果、表に出なかったとしても、メンバーにとっては自分の意見が反映された曲は嬉しいと思うんですよね。

――ヨシダさんは、バンドとしてアニメのタイアップ曲を担当する場合もあるし、作家/クリエイターとして関わるケースも多いわけで、その活動のバランス感覚に関しては、今の田淵さんのお話からヒントを得た部分もあるのでしょうか。

ヨシダ それはあると思います。ただ、田淵くんは僕よりもよっぽど大局的に物事を見ていますが、僕は「自分を見失わないためにどうするか?」ということを考えることが多いです。僕自身がどこにいるべき存在なのか姿勢を示す必要があるなって。僕がふわふわするとメンバーも不安になるでしょうし。

――その意味で、ご自身の今のスタンスを端的に表すと?

ヨシダ 現時点で言うと、やはりバンドとしての在り方を考えていますね。アニメ業界にいるロックバンドというのは少し異質なので、その異質な存在として居続けるためにはどうしたらいいのか。アニメ業界におけるロックバンドとしての立ち位置を確立したいと思いながら、sajiをやっています。ただこれは難しいところで、未だにそこに準じて生きていくかは決めかねています。

――ヨシダさんは作家業でも色んなタイプの楽曲を書かれているので、傍から見ていても色んな可能性を感じるんですよね。

ヨシダ ありがとうございます。色々やらせて頂いているのは楽しいですけどね。みんなが僕を使って色々遊んでくれるといいなと日々思っていて。

――それこそ水樹奈々さんをはじめ声優アーティストの方々にもたくさんの楽曲を提供されていますし、いわゆるアニメ音楽シーンでの存在感は強まっているように思います。

ヨシダ 奈々さんからすると、それまでとは違う方向性の楽曲だったのが面白かったから、僕の楽曲を採用してくれたんじゃないかなと思っていて(笑)。奈々さんのすごいところは、自分自身の新しい可能性や、まだ見せられていない一面があるんじゃないかということを常に考えていらっしゃるところ。だから楽曲でご一緒するときも、「自分の歌ったことのない方向性に挑戦したい」と毎回のようにおっしゃっていますし、マジですごいなと思います。

●リリース情報

「Magic Writer」



2023年10月3日配信

作詞・作曲:ヨシダタクミ 編曲:saji & 河合英嗣

●ライブ情報

saji one man tour 2023 〜saji式日進月歩-延長戦-〜(追加公演)

11月3日(金・祝)

東京・Shibuya WWW

[OPEN]17:00  [START]18:00

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