掲載:THE FIRST TIMES

写真拡大

■「急きょ決まった車でのシーンは、半年ぶりの運転で顔がこわばっちゃいました(笑)」(Hey! Say! JUMP山田涼介)

【その他の画像・動画を元記事で見る】

映画『BAD LANDS バッド・ランズ』の初日舞台挨拶が9月29日、東京・TOHOシネマズ日比谷 スクリーン1で行われ、主演の安藤サクラ、共演の山田涼介、監督の原田眞人に加えて、先日の“大阪凱旋舞台”に続いてのイベント参加となるサリngROCK、8月に実施された“完成披露試写会”ぶりの参加となる宇崎竜童、生瀬勝久、吉原光夫が登壇した。
本編上映後、この日を待ちわびた観客の前に、安藤、山田、宇崎、生瀬、吉原、サリngROCK、原田監督が登場すると、初日ということもあり、一段と熱を帯びた拍手がキャストと監督に贈られた。

壮絶な過去を持つ特殊詐欺の受け子のリーダー・ネリ役の安藤は「先日の大阪イベントの際に、いち早くご覧になった皆さまから面白かったという声を聞いてうれしかったです。撮影から2年が経ちましたが、これから皆さまの頭のなかに生き続けるのかなと思うとワクワクしています」とコメント。

血の繋がらない姉のネリに執着する純粋無垢なサイコパスの弟・ジョー役の山田は「初日に観に来てくださりありがとうございます。ようやく皆さまにお届けできることがうれしいです」と謝辞を述べた。

ネリとジョーが拠点を置く大阪の「ふれあい荘」に住む元ヤクザで、幼いころからネリのことをよく知る存在・曼荼羅(まんだら)役の宇崎は「今も自分のなかに曼荼羅が残っています。何度も撮影を止めてしまったことは後悔していますが、楽しく演じせていただきました。ご家族、お友達、先輩後輩などを誘って映画の面白さを伝えていただけるとうれしいです。」、NPO法人「大阪ふれあい事業推進協議会」の理事長である一方、特殊詐欺グループの名簿屋を名乗る裏の顔を持つ高城役の生瀬は「ネットで拝見した映画の評判が良くて、うれしかったです。今日から皆さんがインフルエンサーとして、映画を観た感想を少なくとも5名に伝えてください(笑)」と、それぞれ挨拶。

大阪府警で特殊詐欺の捜査をする捜査一課の刑事・佐竹役の吉原は「(目の前に)たくさんのお客さんがそそり立っている光景にびっくりしています。友人から“山田くんが山田くんじゃない”という連絡をもらうぐらい、役者がその役に見事に憑依している作品なので、ぜひ映画館という特別な場所で観ていただきたいです」、裏賭場の帳付で裏社会での黒い仕事を仲介する謎多き女・林田役のサリngROCKは「高校時代の友達から久しぶりに連絡があって、私のもとにもすでに多くの反響が届いています。記念すべき日にこの舞台に立つことができてうれしいです」と話した。

そして、本作のメガホンを取った原田監督は「いつかここで舞台挨拶ができたらいいなと思っていました。お客さんがひな壇に並んでいる感じがして、大迫力ですね…!」と、幕が上がった今の思いを伝えた。

撮影現場でのエピソードを求められると、回答を悩む安藤に対して、山田が「自由にしゃべって! 大丈夫だから!」と優しく語りかける。すると、パッと明るくなった安藤が「その場で起こった“奇跡”を映画のなかで活かしていくのが原田組ならではだなと思いました。(自身と)山田&宇崎は“最高に愛おしいトリオ”です!」と回答。

山田も「現場ではリアル感を大切にしてくれたので、毎回“今日は何が生まれるんだろうな”という楽しさがありました。急きょ決まった車でのシーンは、半年ぶりの運転で顔がこわばっちゃいました(笑)」と撮影秘話を披露。

生瀬は「安藤さんとは本作で初対面だったので、安藤さんのルーティーンに度肝を抜かれました(笑)」と明かし、「命がけで芝居をしないといけないと思った現場でした。“そのシーンのいちばんいいところを採用する”という監督の期待感から、監督にOKを言わせたいという思いで頑張りました」と、原田組ならではの体験を語った。

本作で、社会の最底辺で強く生きる最狂の姉弟として初共演をは果たした安藤と山田は、再び共演するとしたらどのような役柄を演じたいか聞かれると、安藤は「あまりにもジョーがジョーだったので、それを更新したくない気持ちがあります…」とこぼし、山田も「今日はジョーっぽいヘアスタイルにしたんですけど、袖で安藤さんに“久しぶり! 落ち着くな~”と言われました」と、本作の役への名残惜しさを伝えた。

そんなふたりに監督から「前日譚とかやりたいよね? ネリとジョーの幼少期の話とか」と提案が。「もう1回撮影するよと言われたらやりたいです!」と前のめりに話す安藤に対し、山田は「その年齢の見た目に見えるのであればぜひやらせていただきたいです(笑)」と控えめな姿勢を見せるも、会場からは賛同の拍手が起こった。

そして、「このふたりはこれからもお付き合いしたいなと思っています。時代劇、特に忍者ものをやってみたいですね」と、次回作への期待ととも監督が締めた。

また、本作の「ハラハラドキドキのクライムサスペンスエンタテインメント」というキャッチコピーにかけて、最近「ハラハラドキドキ」したことは、サリngは「自分の演劇公演を目前にしていてドキドキしています…!」、吉原は「子どもを英語教室に連れて行くこと。なかなか辿りつかなくて…(笑)」と回答。

生瀬が「今トイレに行きたくてウズウズしてます(笑)」と会場を笑いに誘うと、宇崎は「新しい情報が入ってこないこと…ちょっとボケてます(笑)」とコメント。

山田は「3日前に観た怖いホラー映画」、安藤は「今がいちばんピークです!」、監督は「スポーツ観戦、特に女子バレー!」と答えた。

最後に、安藤は「今日は7年に一度の満月で、願い事が叶う日と聞きました。劇場で観られて“ラッキー”と思える映画だと思うので、たくさんの方に届くように、皆さんも満月に願ってください」、監督は「この作品は映画の面白さが詰まっているので、いろんな方に広めてください。観れば若返る作品です! また、皆さんの感想が聞きたいので、これから機会を作っていきたいと思います」と、初日を一緒に迎えられた観客に想いを託し、イベントは終了した。


映画情報
『BAD LANDS バッド・ランズ』
09/29(金)全国ロードショー

出演:安藤サクラ 山田涼介
生瀬勝久 吉原光夫 大場泰正 淵上泰史 縄田カノン 前田航基
鴨鈴女 山村憲之介 田原靖子 山田蟲男 伊藤公一 福重友 齋賀正和 杉林健生 永島知洋
サリngROCK 天童よしみ / 江口のりこ / 宇崎竜童

監督・脚本・プロデュース:原田眞人
原作:黒川博行『勁草』(徳間文庫刊)
配給:東映/ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント
(C)2023「BAD LANDS」製作委員会

リリース情報
2023.07.12 ON SALE
Hey! Say! JUMP
Blu-ray&DVD『Hey! Say! JUMP 15th Anniversary LIVE TOUR 2022-2023』

『BAD LANDS バッド・ランズ』作品サイト
https://bad-lands-movie.jp/

Hey! Say! JUMP OFFICIAL SITE
https://www.johnnys-net.jp/page?artist=15&id=artistTop
https://www.j-storm.co.jp/s/js/artist/J0007