85分出場中、57分を数的不利の状況でプレーしている遠藤。写真:アフロ

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 加入して間もないMFにとっては、難しい状況だった。

 8月18日にリバプールに加入した遠藤航は、翌19日のボーンマス戦(3−1)で、MFアレクシス・マカリステルが58分に退場になったのを受け、62分から途中出場。28分間のプレミアリーグデビューを飾った。

 続く27日のニューカッスル戦(2−1)では、28分にCBのフィルジル・ファン・ダイクが一発レッド。57分にベンチに退くまで、29分間を数的不利の中でプレーした。

 こうした状況に、英紙『Mirror』は「エンドウはどこに迷い込んだと考えているだろうか?」と切り出し、こう続けている。

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「今月初めにこの日本代表選手がリバプールと契約するまで、ユルゲン・クロップ監督のレッズが約8年間で受け取ったレッドカードはわずか9枚だった。彼らはまた、一貫してフェアプレーテーブルのトップに位置しており10人でプレーすることに慣れていなかった」

 同紙は、「しかし、これまでエンドウがリバプールの2試合でプレーした85分間のうち、57分間はピッチ上に他の選手が9人しかいない状態でプレーしていた」と、その“異常さ”を指摘している。

 まだチームにフィットする段階で、イレギュラーなシチュエーションに対処しなければならなかったのは、同情の余地があると考えているようだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部