「めっちゃ」「ビミョー」使ってない? 印象を下げる『頭が悪くみえる日本語』発売

写真拡大

青春出版社は8月10日、『頭が悪くみえる日本語』を発売しました。

同書の著者である樋口裕一さんは、250万部の大ベストセラー『頭がいい人、悪い人の話し方』(PHP新書)などの著書を数多く持つ受験小論文指導の第一人者。同書では、何げない一言から知性を疑われてしまう「口ぐせ」について紹介しています。

「頭が悪くみえる日本語」の増殖への危機感のもと、知的に見えない原因を5つに分類して解明。1点目「ぼかしの日本語」は、「なんか〜、いちおう、ではないですけど……」といった言葉。論理的に説明できないため、曖昧にぼかしている言葉です。

2点目は「自分勝手な日本語」。「常識だよ、これのどこがいいの?、意味わかんない」などは、物事を決めつけて押しつける言葉です。3点目の「距離感を誤った日本語」は、上から目線で仲間内にしか通じない言葉。「行けたら行きます、ビミョー、ご存じないんですか?」といった言い方がその例です。

4点目は「ワンパターンな日本語」。「〜させていただく、すごいキレイ、地球環境のために」といった言葉は、語彙が貧困で物事を一律化させてしまう言葉。5点目の「理性のない日本語」は、感情的な言い回しや甘えた表現の言葉で、「むかつく、やさしくしてください、君にはわからないだろうけど」などの言葉が挙げられます。

さらに、「すごい」「超」「めっちゃ」の頻発は、語彙の不足を露呈しているようなもの。ネット炎上を恐れてか「させていただきます」「してございます」「こちらが○○になります」と無意味に低姿勢であったり、断定しないで言葉をぼかすのも、知性が感じられません。同書では、自分の使う言葉を意識して、どう言い換えれば知的に見られるか、考える習慣がつく解説と処方箋を紹介しています。

出来れば、相手に上品な印象を与えたいもの。本書を読んで、頭の悪く見える言葉を理解してみてはいかがでしょうか?

■書籍情報

書籍名:『頭が悪くみえる日本語』
著者:樋口裕一
発売日:2023年8月10日
定価:880円

(フォルサ)