ジャイアンツ戦に先発したエンゼルス・大谷翔平【写真:ロイター】

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日米通算80勝目、40HR以上を打った選手の10勝も史上初めて

■エンゼルス 4ー1 ジャイアンツ(日本時間10日・アナハイム)

 エンゼルスの大谷翔平投手は9日(日本時間10日)、本拠地・ジャイアンツ戦で今季10勝目を挙げ、史上初の2年連続「2桁勝利&2桁本塁打」を達成した。「2番・投手」で投打同時出場し、6回5奪三振3安打1失点と好投。打っては2打数無安打2四球で打率.306。チームは6回に逆転し、2連勝で借金完済。ワイルドカード進出圏内へは7ゲーム差のままだ。

 最速97.4マイル(約156.8キロ)のフォーシームを軸に試合を作った。2回1死二、三塁からクロフォードの中犠飛で先取点を献上したものの、3回は2死一、三塁のピンチをゼロで切り抜けた。4、5回と3者凡退に抑えた。

 1点ビハインドの6回無死一塁、ピーダーソンへの投球中に腰を叩く仕草を見せた。ネビン監督と球団トレーナーらがマウンドへ。その後も続投し、ピーダーソンを二ゴロ併殺打。デービスを三ゴロに抑えた。6回97球(ストライク60球)を投げ、5奪三振3四球、3安打1失点(自責0)。日米通算80勝(NPB:42勝、MLB:38勝)となった。

 打線は1点を追う6回に奮起。大谷の申告敬遠で無死一、二塁とすると、ドルーリーの左前適時打で同点に。続くムスタカスの右越え3ランで勝ち越した。15勝&34本塁打をマークした昨季に続いて2年連続の「2桁勝利&2桁本塁打」を達成。ベーブ・ルースも1918年の1度しか出来なかった偉業を史上初めて2度クリアしてみせた。また、40本塁打以上を打った選手の10勝は史上初めてだ。(Full-Count編集部)