橋下徹・長嶋一茂・田中みな実・GACKTも実行する「介護脱毛」恥ずかしすぎるポーズの「施術室」

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「介護脱毛」という言葉をご存じだろうか。これは40代から60代の女性を中心に、将来的にオムツ介助をされることを想定して「下の毛」を脱毛し、無毛状態に近づけることを指す。いわゆる生えている形状をアルファベットに模した「VIO脱毛」だ。

 元大阪市長の橋下徹弁護士も、「情報ライブ ミヤネ屋」に出演した際、ヒゲのほかに介護脱毛をしていると明かしていた。橋下氏は娘の要望に応えたのだという。

 介護脱毛については賛否両論あるが、肛門周囲の永久脱毛を施すだけでも、将来的に介助される側になった時にオムツの中の便が固まって陰部が汚れることがなくなり、入浴時に洗いやすくなる。一方で、女性の場合はアンダーヘアで隠れていた「具」が見えてしまい、公衆浴場利用をためらう人もいる。あとから失敗したと思っても二度と生えてこないので、慎重に決めるのがいいだろう。

 また、白髪に変わった後はメラニン色素に反応するレーザー照射はできないため、介護脱毛を希望するなら、アンダーヘアの色が変わらないうちに済ませておく必要がある。

 この介護脱毛、橋下弁護士だけでなく、長嶋一茂も経験者だ。といっても一茂の場合は、介護を想定したわけではないようだ。

 7月9日のトーク番組「長嶋佳代子の夢は夜開く…」(テレビ朝日系)で一茂は、

「VIO脱毛は痛いね。痛い。とにかく恥ずかしい。だって(施術するスタッフは)女性2人だよ。1人がつまんで、1人がピッてレーザーやるんだよ」

 陰部を女性スタッフに摘まれながら脱毛レーザーを当てられる様子を、赤裸々に告白したのだった。

 一茂が「(看護師)2人にオレの全てを見られた」と振り返ったように、男性の場合はIOラインを脱毛する際、陰部や陰のう、肛門周囲の皮をつまんでレーザーを密着させ、照射する。毛深くない女性でも輪ゴムを皮膚に当てたくらいの痛みが走るので、より毛量の多い人ほど痛みは大きい。だが痛みよりも、股間やお尻を突き出すポーズをとる恥ずかしさのほうが勝っているようだ。

 ほかにVIO脱毛、介護脱毛を自身の番組やSNSでカミングアウトしているのは、GACKTや堀江貴文、いとうあさこ、大久保佳代子に田中みな実といった面々だ。

 新型コロナ明けの今年の夏は、学校行事がコロナ前の日常に戻ったこともあり、水泳教室や宿泊行事で、成長の早い子供の「脱毛」が話題になっている。前述の通り、レーザー脱毛はメラニン色素に反応させて毛根を焼き切るので、まだ毛が薄く、皮膚も弱くて薄い子供にはデリケートゾーンに火傷をを負うリスクと痛みのデメリットだけで、効果はそれほどない。

 どうしても気になるなら肌に合った除毛クリームを使い、高校生くらいになって改めてVIO脱毛を考えがほうがいいだろう。

(那須優子/医療ジャーナリスト)